パ・リーグのレギュラーシーズンが終了し、個人のタイトルが確定しました。今回のタイトル獲得者の中には、2リーグ制後初の快挙を達成した選手達や、投手4部門を獲得する選手などが現れたとのこと。そこで今回は、パ・リーグの各部門でタイトルを獲得した選手の紹介だけではなく、快挙を達成した部門などについても、解説していきます。
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目次
- 1. パ・リーグの打者部門でタイトルを獲得した選手は?
- 1.1. 2リーグ制後、初となる3人の本塁打王
- 2. パ・リーグの投手部門でタイトルを獲得した選手は?
- 2.1. 3年連続で投手4冠を達成した山本由伸投手
- 3. 今シーズンのパ・リーグは、投高打低が明確に?
- 4. まとめ
パ・リーグの打者部門でタイトルを獲得した選手は?
パリーグの打撃部門では、63年ぶりの記録でタイトルを獲得した選手達がいるとのこと。その記録は、ホームラン26本でのタイトル獲得です。今シーズン、ホームラン王に輝いたのは、楽天の浅村選手・ロッテのポランコ選手・ソフトバンクの近藤選手の3人。そして、近藤選手は、打点王と最高出塁率のタイトルも獲得しました。
また、最多安打のタイトルをソフトバンクの柳田選手が2度目の受賞。首位打者のタイトルをオリックスの頓宮選手が初めての受賞。最後まで接戦となった盗塁王のタイトル獲得争いは、ソフトバンクの周東選手と楽天の小深田選手の2人が受賞する形となりました。
2リーグ制後、初となる3人の本塁打王
今シーズンのパ・リーグのタイトル獲得者の中で、2リーグ制後、史上初の記録を達成した記録があるとのこと。それは、3人同時の本塁打王獲得です。1リーグ時代に、3人の本塁打王獲得は2度あり、今回の達成は、80年ぶりとのこと。そして、30本以内でのホームラン王獲得は、2012年以来だそうです。
ここ10年は、30本以上でのホームラン王獲得が多く、1人の打者が圧倒的な成績を残す事が多かったですが、今シーズンは最終戦まで誰が獲得するのか、分からない状況でしたね。史上初の記録を達成した本塁打王のタイトルは、来年以降どんな争いが繰り広げられるのか、楽しみです。そして、パ・リーグで独走するホームランバッターが出てくるのか、注目していきましょう。
パ・リーグの投手部門でタイトルを獲得した選手は?
パ・リーグの投手部門では、先発投手が獲得する4つのタイトルをオリックス・バファローズの山本由伸投手が、他の投手を引き寄せない圧倒的な成績で獲得しました。また、最優秀中継ぎ投手の証であるホールドポイントでは、千葉ロッテマリーンズのルイス・ペルドモ投手が42ホールドを獲得。
そして、抑えの象徴である、最多セーブ王では、楽天ゴールデンイーグルスの松井裕樹投手が39セーブをマークし、2年連続3度目の受賞を果たしました。各部門で、タイトル獲得者が他者を引き寄せない成績で、圧倒的な強さを見せていましたね。
3年連続で投手4冠を達成した山本由伸投手
今シーズン、WBCに出場した影響もあり、シーズン開幕が他の投手より出遅れたオリックス・バファローズの山本由伸投手。それでも、史上初の3年連続投手4冠を達成し、大きな注目を集めていました。先発部門のタイトルである、最多勝利・最優秀防御率・最多奪三振・最高勝率の4部門で圧倒的な成績を残し、タイトルを獲得した山本由伸投手は、日本のプロ野球史上最高のピッチャーです。
これだけのタイトルを獲れるピッチャーということもあり、様々な記録において、史上初や歴代3位以内に入る記録を残しています。パ・リーグ史上初となる2年連続の沢村賞受賞・日本プロ野球史上最長となる3年連続最高勝率のタイトル獲得など、各部門で歴史に残る記録を残している投手です。来シーズンからは、メジャーリーグに挑戦する意思を表明している山本由伸投手。果たして、メジャーリーグという舞台でも、タイトル争いに食い込んでいけるのか、注目していきましょう。
今シーズンのパ・リーグは、投高打低が明確に?
今シーズンのパ・リーグは、投高打低が明確になった年と言われています。首位打者を獲得したオリックス頓宮選手の成績は、2リーグ制以降で過去最低の記録。そして、ホームラン王に輝いた3選手の26本という記録も、63年ぶりに叩き出した記録とのこと。
この2つの記録から、投手の方が力が強く、打者が抑え込まれている事が分かりますね。また、プレースタイルの変化により、打率よりも他の数値を重視する傾向も見られており、全体的な数値が下がり、投高打低と言われるようになったのかもしれません。来シーズン以降、パ・リーグの打者達は、意地を見せ、好記録を残す事が出来るのか、注目していきましょう。
まとめ
今回は、レギュラーシーズンの全日程を終えたパ・リーグのタイトル獲得者について、解説しました。投高打低と言われているパ・リーグでは、打率・本塁打共に過去ワーストに近い成績を残しており、来シーズン以降打者陣の奮闘に期待です。
そして、投手部門では、先発投手部門で、圧倒的な成績を残している山本由伸投手が、来シーズンからメジャーリーグへの移籍が濃厚。その為、先発投手の4部門のタイトルを誰が獲得するのか、注目が集まります。来シーズンの、パ・リーグの戦いから、目が離せません。
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