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「難民」と聞くと、どこか遠い国にいる人々のことだと感じますか?
実は、日本にも難民の人たちが暮らしていて、日本からも世界の難民をサポートする人たちがいます。
国連が定める6月20日の「世界難民の日」に合わせて、UNHCR(国連難民高等弁務官事務所)駐日事務所が都内で、イベント「PLACE OF HOPE 難民のものがたり展」を開催します。
本や写真、演劇など、親しみやすいテーマで、子どもから大人まで幅広い年代が参加できるイベントです。
イベントは、6月15日から23日の9日間、「難民のものがたり」をテーマにした本を集め、東京都世田谷区にある「二子玉川 蔦屋家電」 1F POP-UPスペース/2F ギャラリー1で開催されます。入場無料です。
イベント初日の6月15日(土)には、午前11時〜午後7時まで、計4回にわたり、日本で暮らす難民の人々や、本や写真、演劇に携わる人たちを招いたトークショーも行われます。
4つのトークショーについて紹介します。
【1】11時~11時40分「難民のものがたりの絵本を読んでみよう!親子おはなし会」
翻訳家・作家の野坂悦子さんが、難民を描いた絵本や、野坂さんが訳した『ねえさんの青いヒジャブ』などの絵本の読み聞かせなどをします。
対象は小学生以上の子どもと保護者です。
【2】13時~14時「ホンマタカシさんの写真でたどる”1億1千万分の1”の物語」
日本を代表する写真家のホンマタカシさんが、日本国内で暮らす難民の背景を持つ2人を、それぞれの自宅で撮影。その写真を見ながら、ホンマさんと被写体となった当事者がトークをします。
難民などがたどる”旅路”について考えるパネルトークです。
【3】15時~16時「“同情”から”共感”へ――平田オリザさん・深田晃司さんと考えるこれからの社会に必要な「他者理解」」
劇作家・演出家の平田オリザさん、映画監督の深田晃司さん、UNHCR首席副代表のナッケン鯉都さんによるトーク。
これからの社会に必要な「他者理解」や「多文化共生」、そして演劇や映像、コミュニケーション教育がもつ役割についてディスカッションします。
【4】18時~19時「難民と希望、これからの社会を描くものがたり」
作家の松家仁之さんと、ファーストリテイリングのシェルバ英子さん、UNHCR駐日代表の伊藤礼樹さんが、難民支援に関わるきっかけになった本を持ち寄りトークします。
それぞれの活動のなかで大切にする価値観や指針を学んだ本、あらゆる人々が共に生きることのできるインクルーシブな社会について考えるうえで手掛かりにしている本を1冊ずつ紹介します。本を入り口に、その先に目指す社会のあり方についてクロストークします。
トークショーは全て参加無料ですが、申し込みが必要です。UNHCRのサイトのイベントに関するページから申し込めます。各回定員になり次第、締め切られます。
オリジナルサイトで読む : ハフィントンポスト
ある日突然、帰る家も、故郷も奪われてしまったら…。UNHCRが「難民のものがたり」をテーマにイベント開催へ