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子どもがスマホの充電器を触ってけがを負う事故が発生している。
ケーブルの端子をコンセントに差し込んで感電したり、充電中のACアダプターに繋がれたケーブルの端子が肌に触れてやけどしたりしたケースもあった。
実際の事故事例や注意すべきポイントをまとめた。
「電撃傷と診断」「胸をやけど」
消費者庁と国民生活センターには、医療機関から次のような事故情報が寄せられている。
①「子どもがスマホの充電器のケーブルを持って遊んでいた際、ケーブルの端子をコンセントに差し込み、手のひらが黒くなった。電撃傷と診断された」(1歳)
②「保護者がスマホを充電しようとしたところ、充電器の端子が破損して血が付いていた。誤飲を心配して受診した」(1歳)
③「スマホの充電器をコンセントに差したままにし、繋がれたケーブルの端子が寝ていた子どもの肌に接触していた。すると、胸部にやけどを負って皮膚が2ミリ大はがれた」(0歳8カ月)
④「スマホを充電中にACアダプターが溶け、周辺を焼損する火災が発生。直前まで子どもがACアダプターとUSBケーブルを触っており、調査でケーブルの端子あたりに歯形のような痕跡が認められた。接続部に唾液などが侵入し、異常発熱したものと考えられる」(1歳)
【スマホ等の充電器の取扱いに注意】
子どもが触る等して感電・火災等の事故が起きています。
○子どもの手の届かない場所で充電・保管
○ケーブルや端子に無理な力を加えたり、液体や異物を付着させない
○不具合があれば使用中止
○コンセントカバーの利用も
詳しくは→https://t.co/jwCVaFy4aIpic.twitter.com/guX4V1YHSq— 消費者庁 こどもを事故から守る! (@caa_kodomo) January 16, 2024
致命傷となる可能性も
消費者庁によると、事故情報②のように体内に電流が流れると、心臓の動きなどに影響を及ぼし、致命傷となる可能性もある。
充電器のケーブルの端子だけでなく、ヘアピンや鍵、クリップ、チェーンなどを子どもがコンセントに差し込んだり、濡れた手や口でコンセントに触れたりすることも同様に危険だ。
また、事故情報③のように、端子の構造によっては付着した汗で電気分解が起こり、長時間触れていた肌に化学やけどを負う場合があるという。
X上でも、「娘が感電したことがある」「今まさに息子がやっててゾッとした。油断できない」などと実体験をもとにした投稿も多く見られた。
同庁はこのような事故を防ぐため、次のようなことを呼びかけている。
・スマホの充電器は子どもの手が届かない場所に置く
・充電後の充電器は、差しっぱなしや置きっぱなしにしない
・充電器のケーブルや端子に無理な力を加えたり、液体や異物を付着させたりしない
・破損、変形、異常な発熱、異臭などがあれば、直ちに使用を中止する
・子どもが容易に取り外せないタイプのコンセントカバーの設置を検討する
オリジナルサイトで読む : ハフィントンポスト
ゾッとした…子どもがスマホ充電器を触ってけが。なぜ?致命傷になる恐れも