前線や気圧の谷の影響で、3連休初日の2月23日は広範囲で雨や雪が降る予想が発表されている。北日本だけでなく、関東平野部の一部地域でも雪が降る見込みだ。
こんな時に気をつけたいのが、濡れた路面での転倒事故。子どもが大けがを負ったという事故も報告されている。関係機関の発表をもとに、外で転倒しやすい場所をまとめた。
スーパーで滑りやすい場所、子どもの事故も
政府広報オンラインによると、雨の日は道路や店舗内の床は濡れて滑りやすくなる。特に買い物中は商品に気を取られ、足元への注意が散漫になるという。
スーパーなどの店舗内は、傘やケースからの水たれで床が濡れていることがある。店舗の入り口も、傘立てやスロープ、マット周辺は濡れている可能性が高い。
道路も危険がいっぱいで、水たまり、グレーチング(金属で作られた格子状のふた)、マンホールに注意が必要だ。「特に雨の日はマンホールや横断歩道の白線上など思った以上にツルツル滑る」という。
X上でも、「濡れたマンホール、フロアはめちゃくちゃ滑る」「マンホールはマジで滑る」「歩幅狭くゆっくり、白線&マンホールは滑る。ポッケから手出して歩きましょう」などといった投稿が見られた。
消費者庁によると、子どもが雨で滑って大けがを負ったという事故も多く報告されている。
「雨が降って濡れていた道路のタイルで足を滑らせ後頭部を打った。次の日、2回嘔吐したため、医療機関を受診すると脳しんとうを起こしていた」(2歳)
「商業施設のテラスで遊んでいたところ、雨で濡れた床で滑って転倒し、頭を打った。側頭部に傷を負い、2針縫合した」(4歳)
子どもを乗せた自転車がスリップする事故も発生している。
「自転車の後部座席に子どもを乗せていた。ゆっくりとしたスピードだったが、雨で滑って自転車ごと転倒し、子どもが額をぶつけた。2回嘔吐し、元気がなく、顔色も悪かった。ヘルメットとベルトはしていなかった」(4歳)
「自転車の後部座席に子どもを乗せて幼稚園に送る途中、雨上がりで濡れていた道路でバランスを崩し、自転車ごと転倒した。子どもが近くの街灯の柱に額をぶつけ、7針縫う傷を負った。幼稚園の帽子をかぶり、へルメットは未着用だった」(5歳)
同庁は、「靴は滑りにくいものを選び、靴底がすり減っていないか確認すること」や「施設に入る際は雨の滴で床が濡れないように、傘袋を利用すること」などを呼びかけている。
オリジナルサイトで読む : ハフィントンポスト
雨で濡れると「めちゃくちゃ滑る」店舗内や道路で危険な場所は?子どもや自転車の転倒事故も