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アメリカ・ニューヨークで開催されている全米オープンテニスの出場選手が、観客から意外なものへのサインを求められ、快く応じたことに注目が集まっている。
試合後に観客がテニスボールや帽子を差し出し、選手にサインを求めることはよくあるものだ。しかし、地元アメリカのトミー・ポール選手に差し出されたのは「おでこ」と「トイレットペーパー」だった。
9月1日に行われた男子シングルス3回戦。ポール選手は、スペインのアレハンドロ・ダビドビッチ・フォキナ選手を6-1、6-0、3-6、6-3で破り、初めての4回戦進出を決めた。
コートをあとにするポール選手を地元ファンらが待ち受けていた。テニスボールなどを差し出す子どもたちに混じって、キャップを後ろ被りした少年が笑顔でおでこへのサインを求めた。
ポール選手は「そこにかい?」とでもいうようにペンを持った手で少年のおでこを指し、丁寧にサインを書いた。
直後にサインをねだったのは、個包装されたトイレットペーパーを掲げた少年。ポール選手はそれにも笑顔で応じた。
Tommy Paul will sign anything…including foreheads and toilet paper. 😂 pic.twitter.com/S5k1ot2oFq
— US Open Tennis (@usopen) September 1, 2023
ネット上では、「なんていい人なんだ」「ファンが欲しいものをあげるところが好き」など好感が持たれている。
ポール選手は試合後のコート上でのインタビューで、会場に足を運んでくれた観客への感謝を述べている。
「今日は緊張していました。もしかしたら誰も見に来てくれないんじゃなかって。もうアッシュ(会場のこと)には出してもらえないんじゃないかって心配でした」
こう言うと、ポール選手は観客を見上げて、「見に来てくれてうれしいです。ありがとうございました」と伝えた。
オリジナルサイトで読む : ハフィントンポスト
全米オープンテニス、地元選手が意外な物にサインをねだられる。快く応じる姿に好感高まる