ただ真っ暗な画面が続くだけのYouTube動画が、4000万回を超える再生回数を獲得しています。24時間も続くこの謎動画が、一体なぜこれほど再生されたのでしょうか?
*Category:テクノロジー Technology *Source:The Verge ,CandRfun
24時間真っ暗なYouTube動画の使いみち
動画のタイトルは「24 hours + of pure black screen in HD!」。その名の通り、24時間(正確には24時間1分27秒)、真っ黒な画面がHDで続くだけの動画です。
動画が投稿されたのは2017年頃で、再生回数はなんと現時点で4030万回を超えています。
これだけ長ければ何かしらの隠し要素がありそうなものですが、テックメディア「The Verge」のライターによれば、「なにもなかった」とのこと。
わざと何も再生しない無茶苦茶長いYouTube動画の妙な魅力
初めて見たとき、どこかにジョークかリックロールか何かがあるのだろうと思い、それを探すために気が遠くなるほど長い時間見ていました。何もない。
— 出典:The Verge
つまりはいわゆるネタ動画の1つなのですが、このような動画は他にも驚異的な再生回数を誇っています。
投稿者は自らを「ブラックスクリーンガイ」と名乗っており、6万5000人のチャンネル登録者と1億5000万回以上の再生回数を獲得しています。さらに長い「44 hours of pure black screen in HD!」の再生回数は540万回。35時間は220万再生。32時間、240万回再生。さらに「24時間まっ白な画面!」は、4400万回再生されています。これは「24時間、赤い画面!」の720万回よりもずっと多い再生回数です。
これだけ再生数が伸びている理由の1つは、「意外と約に立つ」ことが理由かもしれません。コメント欄には、様々な使い道が投稿されています。
最も一般的なのは、端末を起動したままにするための方法として、この動画を使用すること。コメントには「ゲームのダウンロード中にノートパソコンがシャットダウンしないように、一晩中この動画を再生しています」というものがありました。他には「私の携帯電話は故障していて、電源が切れると元に戻らないので、これを開いておく必要がある」というものも。
10時間の真っ暗な動画の概要欄では、ブラックスクリーンガイ自身がさらなる使い道を示唆しています。パソコンのバックライトや画面のピクセル抜けをチェックするとき、また「パソコンの電源が切れていると親に思わせて、パスワードを入力し直すことなくゲームをプレイするとき」「ビデオの再生時間で時間を把握するとき」「パソコンの電源を切らずに画面を掃除するとき」などなど。
コメント欄は大喜利状態になっているので、それを読むのもまた一興です。YouTubeはアイディア勝ちとはよく言うものですが、これはまさにその好例といえるでしょう。
オリジナルサイトで読む : AppBank
一体なぜ?なにも映らないYouTube動画が〝4000万再生超え〟の理由