同僚「なんか妙にそわそわしてるな」
男「これだよ」
同僚「おおっ、宝くじ!」
男「今日当選番号の発表日なんだ」
同僚「へぇ~」
男「さっそく家帰ったら、確認するんだ」
同僚「当たってるといいな」
2: 名無しさん 2021/03/21(日) 18:16:15.941 ID:rn9C1TEZ0
男「……」
男「!」
男「マジか!? これ……見間違いじゃないよな!?」
男「いやったぁぁぁぁぁ!!!」
男「当たったぁぁぁぁぁ!!!」
男「夢じゃないよな……?」ギュッ
男「いだぁぁぁぁぁぁぁい!!!!!」
ピンポーン
男「はい」ガチャッ
父「よう」
男「親父……」
父「聞いたよ。宝くじ、当たったらしいじゃないか」
男「えっ、ずいぶん耳が早いな」
父「まあな。親は愛する息子のこととなれば、すぐ分かるものさ」
父「というわけで、しばらく厄介になるぞ」
男「まあいいけど」
数億ポンと手に入れただけの奴より前澤みたいなのに乞食した方が期待値高い事伝えればいい
男「母さん!」
母「うふふ、宝くじ当たったそうね」
男「母さんも知ってたのか」
母「うふふふ、当然でしょ。知らせてくれないなんて水臭いじゃない」
男「ごめん」
母「うふふ、お祝いしなくっちゃね。お赤飯炊いてあげる」
男「ありがとう」
兄「よっ!」
男「兄貴!」
兄「お前、宝くじ当たったんだってな!」
男「ああ、まあね」
兄「となりゃ、兄として駆けつけないわけにはいかないだろ! よろしく頼むぜ!」
男「ゆっくりしていってくれよ」
弟「お久しぶり」
男「おお、久しぶり」
弟「兄さん、宝くじ当てたんでしょ? すごいや!」
男「お前の耳にまで入ってたのか」
弟「まあね。いやー、兄さんみたいな人が肉親にいてボクは幸せものだよ!」
男「よせよ……照れ臭い」
妹「お兄ちゃ~ん!」
男「うおっ!」
妹「ねえねえ、宝くじ当たったんだって?」
男「ハハ、まあな」
妹「お兄ちゃん……大好き!」ギュッ…
男「お前……胸おっきくなったなぁ」
今回のは本当に沢山親戚が居たってオチでしょ?
男「姉さん!」
姉「フフッ、聞いたわよ。宝くじ当てたんですってね」
男「こういう噂はどんどん広まっていくんだな」
姉「当然でしょ? だからほら、今日は旦那も連れてきたの」
旦那「男君、お久しぶり」
男「あ、どうも!」
旦那「君が宝くじを当てたことは……まるで自分のことのように嬉しいよ!」
姉「もちろんよ。ほら挨拶しなさい」
甥「こんにちはー!」
姪「こんにちはー!」
男「おお、二人とも大きくなったね」
甥「おじさん、宝くじ当てたんだってね」
姪「すごーい!」
男「二人ともありがとう」
祖父「元気でやっとるか?」
男「おじいちゃん!」
祖父「お前が宝くじを当てたと聞いて、田舎から飛んできたのじゃよ」
男「わざわざ遠くからありがとう!」
祖父「それだけ孫の手柄が嬉しいということじゃよ」
男「おばあちゃん!」
祖母「元気だったかい?」
男「もちろんさ」
祖母「ところで……宝くじを当てたんだってねえ?」
男「うん」
祖母「ありがとうねえ……本当にありがとうねえ……」
男「泣くことはないじゃないか……おばあちゃん」
祖母「年取ると涙もろくなっちまってねえ……」
おじ「おう、来ちゃったぜ」
男「おじさん!」
おじ「宝くじ当てたんだって? やるじゃないか!」
男「ありがとう!」
おじ「君のことは昔から“やる男”だと思っていたよ」
男「おじさんの見込みも当たったってわけですね」
いとこ「おひさ~!」
男「あっ、いとこちゃん!」
いとこ「聞いたよ? 宝くじ当てたって。マジすごいじゃん!」
男「それで会いに来てくれたのか」
いとこ「そりゃあ、こんなニュース聞いたら駆けつけないわけにはいかないっしょ!」
はとこ「はぁい」
男「え、と……あなたは?」
はとこ「あなたのはとこでーす!」
男「ああ、はとこってのはたしか“俺のおじいちゃんかおばあちゃんの兄弟の孫”だったよね?」
はとこ「そうでーす! 宝くじ当たったって聞いて来ちゃいましたー!」
男「わざわざありがとう!」
曾祖父「フォフォフォ……」
男「あ、あなたは……ひいおじいちゃん! 失礼ですがまだ御存命だったんですか!」
曾祖父「まもなく天寿をまっとうするはずだったんじゃが……」
曾祖父「朗報を聞いてのう……この通り駆けつけてしもうた……」
男「朗報ってのは宝くじのことですね?」
曾祖父「そうじゃ……おぬしは我が一族の誇りよ……」
親戚B「すげーじゃん!」
親戚C「おめでとうございます!」
男(続々と親戚が家に押し寄せてくる……)
男(俺を祝福するために……。みんな……ありがとう……ありがとう!)
男「よく知ってる人、初めて会った人、さまざまですが……今はそんなことは関係ありません」
男「なぜなら、我々は親戚なのですから!」
男「私が宝くじを当てたことを祝福して下さる……同志なのですから!」
男「では、もったいぶってないでそろそろ発表したいと思います!」
男「このたび、私が宝くじで当てた金額は――」
「…………」
薄めたカルピスを更に薄めてるだろ?
母「イエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエイッ!!!」
兄「やったぜえええええええええええええええええええええええええええええええ!!!」
弟「よっしゃあああああああああああああああああああああああああああああああ!!!」
妹「バンザアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアイ!!!」
姉「よくやったああああああああああああああああああああああああああああああ!!!」
旦那「嬉しすぎるううううううううううううううううううううううううううううう!!!」
甥「当たったあああああああああああああああああああああああああああああああ!!!」
姪「当たったあああああああああああああああああああああああああああああああ!!!」
祖母「見事オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!」
おじ「300円もおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!」
いとこ「ハッピイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイ!!!」
はとこ「ヒャッホオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!」
曾祖父「感激でワシの肉体がみるみる若返るうううううううううううううううううううううううううう!!!!!」
男「今夜はレッツパーリィだァ!!!」
ウオオオオオオオオオオオッ!!!
男「親戚一同盛り上がっていこうぜえええええええええええええええええええええええ!!!」
ウオオオオオオオオオオオッ!!!
男「宝くじサイコオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!」
完
乙
1001:以下、名無しにかわりましてたけのこ速報がお送りします
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