身体の芯まで冷え込む季節に必須のカイロですが、どこに貼るのがいいのか悩んでいませんか?
源保堂鍼灸院の瀬戸郁保先生に、冬を乗り切るのに効果が高いと言われるカイロの貼付箇所をランキング形式で教えてもらいました。
第1位:大椎(だいつい)
「風邪の引き始めなどに背筋がゾクッとした悪寒を感じるところ、が大椎と覚えてください。大椎は身体の温もりを作り出すところとされているので、ここを温めることによって身体全体を温めることができます。
マフラーも大椎が隠れるように使うと保温効果が高まり、カイロをここに貼れば効果は絶大です。首が開いたインナー着用時など、大椎の上に貼ることができない場合はなるべく大椎に近いシャツの上部に貼るようにしてください」(瀬戸先生)
第2位:神闕(しんけつ)
「『お母さんと繋がっていたおヘソには神が宿る』とされ名付けられたツボ。最近はレンジで温め使うことができる『ヘソ灸グッズ』が流行っていますが、おヘソを温めると冷えによって起きた下痢や消化不良が改善される上、リラックス効果もあります。
入学試験など緊張するときや、気が張って眠れないときなどもおヘソを温めるといいでしょう。後述の丹田と位置が近いので、大きめカイロ1枚で両方のツボをカバーするのもオススメです」(瀬戸先生)
第3位:丹田(たんでん)
「東洋医学や日本の武術などでエネルギーが集まる場所として重要視される丹田ですが、ここが弱ると免疫力も低下し、病気にもなりやすくなるとされています。もし丹田を触ってみて、冷えた感じがするとか、くぼんだ感じがする場合は要注意。自分の身を削って生命力を消耗しています。
丹田は程よく弾力があり、温かみがあるのが理想的。カイロなどで温めたり、しっかり栄養と休息をとって身体をいたわってあげてください。疲労から免疫力が落ちて風邪を引いたときは、大椎とダブルで貼るといいでしょう」(瀬戸先生)
カイロを貼る場所や、寝る時には外して低温やけどに気をつける、など基本的なことを守っていればカイロは毎日使うことができます。ご自身の体調に合わせてぜひ有効活用してください。
寒い冬の夜、屋外でのイルミネーションも、カイロを貼ることで寒さを和らげながら楽しめそうですね。
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知ってる?カイロを貼るべき3つのツボ。寒い冬もこれで乗り切れる