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※2024年にハフポスト日本版で反響の大きかった記事をご紹介しています。(初出:10月7日)
IHコンロで揚げ物をしていると突然火が……。製品評価技術基盤機構(NITE)がこんな状況下で起きる火災の実験映像を公式YouTubeで公開している。
家で揚げ物を調理する家庭も多いが、なぜ火災になるのだろうか。ポイントを解説する。
突然オレンジ色の炎が上った
NITEが公開した映像は、ジャガイモを包丁で切る場面から始まる。油の残りが少なかったことや後処理の手間を省くため、IHコンロの上に置いたフライパンに少量の油を入れ、ジャガイモを加熱。
すると、フライパンから白い煙がどんどん出てき始め、突然「ボワッ」とオレンジ色の炎が上がった。
NITEは火災の理由について、「取扱説明書に定められている油量よりも少ない油で揚げ物調理をした」ことを挙げている。
IHコンロは火を使わずに調理ができる上、安全機能も充実しているが、決められた量より少ない油で揚げ物を調理すると、温度が急激に上昇する。
その結果、温度センサーでは正確な温度を測ることができなくなり、発火する恐れがあるという。
また、通常の加熱メニューを選択したり、反りや変形がある鍋を使用したりすることも、温度センサーが正しく動かなくなる原因となる。
NITEは、①調理中はそばを離れない②IHコンロは「揚げ物キー」で調理する③決められた量未満の油では調理しないーーことを呼びかけている。
オリジナルサイトで読む : ハフィントンポスト
IHコンロ、少量の油で揚げ物をするとこうなる。実験映像に映し出された光景は(2024年回顧)