電子レンジ、汚れを放置したまま使用するとこうなる。実験で分かった「危険な状態」、加熱しすぎで野菜から火も

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電子レンジの中の汚れを放置したり、加熱しすぎたりしたことによる発煙・発火事故が発生している。

国民生活センターがX公式アカウント(@kokusen_ncac)に投稿した実験映像には、電子レンジの中がオレンジ色に光り、一部が黒く焦げている様子が映っていた。

【動画】国民生活センターが公開した実験映像がこれだ

加熱しすぎも危険な状態に

国民生活センターによると、全国消費生活情報ネットワーク・システム(PIO-NET)には2009年4月〜15年1月、「電子レンジ内から火花が出た」「電子レンジで野菜を加熱していたら野菜から火が出た」といった電子レンジの発煙・発火に関する相談が669件あったという。

同センターがテストを実施したところ、マイクロ波(電磁波)の出口カバーに食品カスが付着したまま加熱すると、その部分にマイクロ波が集中し、発煙・発火することがあった。

また、加熱しすぎると、食品が発煙・発火し、危険な状態になったという。

事故を防止するためには、①こまめに庫内の手入れを行い、汚れた状態で使用しない②食品を加熱しすぎないーーことが重要だ。

万が一、電子レンジ内で発煙・発火した時は、動作を停止させて電源プラグを抜き、扉を開けずに煙や火が収まるのを待つ必要があるという。

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