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東京都江戸川区のコンビニ店に6月25日、高齢ドライバーが運転する車が突っ込み、客がけがをしたとNHKなどが報じた。事故原因は「ブレーキとアクセルの踏み間違い」とみられる。
2023年に起きた75歳以上の高齢ドライバーによる死亡事故のうち、最も多かった原因はハンドル操作やブレーキとアクセルの踏み間違いなどの「操作不適」だったという。
北海道警は過去、実際に発生したアクセルとブレーキ踏み間違いによる事故のドライブレコーダー映像を公開。そこには猛スピードで車が暴走する様子が映っている。
【ドラレコ映像】「あれ?」という声の後、暴走する高齢ドライバーの車。最後は柱に衝突
「バックで駐車しようとして」
NHKによると、江戸川区のコンビニ店に25日午前10時過ぎ、乗用車が突っ込み、客2人がけがをした。
乗用車のドライバーは80代の男性で、警視庁の調べに「バックで駐車しようとして、ブレーキとアクセルを踏み間違えた」と話したという。
警視庁は男性を過失運転傷害の容疑で逮捕した。
警察庁によると、75歳以上の高齢ドライバーによる2023年の死亡事故は384件。免許人口当たりでは75歳未満の約2倍の発生件数となっているという。
死亡事故原因別は「操作不適」が27.6%と最多で、内訳は「ハンドル操作の不適」が14.9%、「ブレーキとアクセルの踏み間違い」が6.6%などだった。
一方、75歳以下のドライバーによる死亡事故で、原因が「操作不適」だったのは1割に満たない9.9%だった。なお、内訳は「ハンドル操作の不適」が5.8%、「ブレーキとアクセルの踏み間違い」が0.8%などだった。
猛スピードで暴走
北海道警は2022年、高齢ドライバーがアクセルとブレーキを踏み間違えて起こした事故のドライブレコーダー映像をYouTubeに公開している。
【ドラレコ映像】「あれ?」という声の後、暴走する高齢ドライバーの車。最後は柱に衝突
映像には、駐車場からゆっくりと発進した車が数秒後、「あれ?」という声とともに様子がおかしくなり、「ブオー」と大きな音を立てながら猛スピードで暴走する様子が映っている。
段差を乗り越え、人と車の間を走り抜け、店舗の柱に衝突して停車。その間、何人もの人が車から逃げている。フロントガラスは割れ、車の部品も飛び散った。
この事故では通行人を巻き込まずに済んだが、もし柱が人だったら大変なより事故になっていた。
警視庁交通部は「ペダル踏間違い事故を起こさないために」というポスターを作成しており、安全運転サポート車やペダル踏み間違い急発進抑制装置の利用を検討するよう呼びかけていた。
オリジナルサイトで読む : ハフィントンポスト
【ドラレコ】高齢ドライバーの車が猛スピードで暴走。ブレーキとアクセルを踏み間違え、「あれ?」の声。東京でも事故発生