トヨタ自動車は2月6日、2024年3月期の連結業績予想(国際会計基準)で、最終利益が4兆5000億円(従来予想3兆9500億円)になりそうだと発表した。トヨタの最終利益4兆円超えは初めてとなる。
また、本業のもうけを示す営業利益も4兆9000億円(同4兆5000億円)に上方修正。売上高も43兆5000億円(同43兆円)に引き上げた。
世界での販売が好調であるのに加えて、円安が追い風となった。
同時に発表した23年4〜12月期連結決算は、売上高が前年同期比23.9%増の34兆227億円、営業利益が約2倍の4兆2402億円、最終利益が約2.1倍の3兆9472億円だった。
ただ、グループのダイハツ工業や豊田自動織機の不正の影響などで、グループ全体の世界販売見通しを1123万台(従来予想1138万台)に引き下げた。
トヨタは「モビリティーカンパニーへの変革は道半ば。バリューチェーンの更なる強化に取り組んでいく」としている。
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好決算を受け、トヨタの株価は2月6日、東京株式市場の終値で3135円(前日比143円高)を付け、時価総額が日本企業で初めて50兆円を超えた。
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トヨタ、最終利益が初の4兆円台へ。2024年3月期、円安を追い風に上方修正。時価総額も初の50兆円超