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石川県を震源とする能登半島地震の被災者を支援をしたいと考える人らに向けて、県や馳浩(はせ ひろし)知事が「今はやめてほしい」と呼びかけていることがあります。
物資などの現地への直接搬入、被災地への直接の電話、ボランティアの問い合わせなどです。
現地での救命・災害対応に支障が出てしまう可能性があると説明しています。
◇物資などの現地への直接搬入
馳知事は、1月4日に公式Xで「国道249号、県道1号については、能登へ向かう災害復旧関係車両等を優先しています。交通渋滞等により救命活動等の妨げとなる場合があります」と説明。
物資などの現地への直接搬入は「今はご遠慮ください」と求めています。
4日は生存率が落ち込むとされる「発生後72時間」を迎えたこともあり、「今日が人命救助の山場です」と協力を呼び掛けました。
引用投稿した石川県の動画投稿には、緊急車両が何台も連なって道路を走る様子が映っています。
義援物資については、県が「仕分け等の手間を考慮し、個人からの提供は受け付けないことといたしました」と発表。企業・団体からのまとまった規模の義援物資のみ、県厚生政策課が電話・メール・FAX・電子申請で受け付けています。
電話:076-225-1411(9:00〜17:00)
E-Mail:kousei@pref.ishikawa.lg.jp
FAX:076-225-1409
石川県内の
・国道249号
・県道1号
については、能登へ向かう災害復旧関係車両等を優先しています。
⚠️物資等の現地への直接搬入は、今はご遠慮ください。交通渋滞等により救命活動等の妨げとなる場合があります。今日が人命救助の山場です。くれぐれもご協力をお願いします。 https://t.co/Eln2d5Kk1R— はせ浩(馳浩)石川県知事 (@hase3655) January 4, 2024
◇被災地への直接の電話
被災地の親族や友人が心配で、思わず繰り返し電話をしてしまう人も少なくないでしょう。
しかし、石川県によると「電源が限られる中で電話がきて困っている」という被災者からの声も届いているそう。大切な人を困らせてしまわないよう注意が必要です。
県は、安否確認には災害時伝言ダイヤル(171)の利用を呼びかけています。また「行政機関への電話が災害対応の支障ともなっています」とも注意を促しています。
被災地のご親戚・ご友人がご心配の方も多数いらっしゃることと思います。
しかし、被災した方の「電源が限られる中で電話がきて困っている」という声も届いており、また行政機関へのお電話が災害対応の支障ともなっております。
安否確認には災害時伝言ダイヤル(171)等のご利用をお願いいたします。 pic.twitter.com/dkvdCgNA60— 石川県「もっといしかわ」 (@motto_ishikawa) January 3, 2024
◇ボランティアの問い合わせ
1月5日午前時点で、石川県での災害ボランティアの募集は行っていません。
石川県は、市役所や社会福祉協議会などへの「電話でのお問い合せを控えていただきますようお願いします」と注意喚起しています。
ボランティアに関する情報があった場合は、公式サイトで周知されるといいます。
♢今個人ができることとは?
震災直後で自治体側の受け入れ態勢が整っていない現状では、私たち個人ができる支援は限られていますが、義援金や支援金の寄付という選択肢があります。
石川県が公式サイトで義援金を受け付けています。
<義援金の振込先>
●受取人口座名義:
石川県令和6年能登半島地震災害義援金
●振込先銀行名:北國銀行 県庁支店
●口座番号:普通預金28593
▼災害義援金の受付について
また、企業・団体向けには「企業版ふるさと納税」の寄附受付が開始されています。
オリジナルサイトで読む : ハフィントンポスト
被災地への電話や物資の持ち込み「今はやめて」と石川県。人命や被災者を救うために控えるべきこと