ある特別な猫が、イギリス・ウォリントンの保護猫団体のもとへやってきた。
猫の保護活動に取り組む「ウォリントン里親センター」のスタッフは、4歳の猫が連れてこられた時、「鼻がかなり大きい」だけだと考えていた。
だが健康診断の結果、猫には「二つ目の鼻」があることが判明。先天性の異常によるものだと分かったという。
BBCによると、診察した獣医師のフィオナ・ブロックバンクさんは「(2つの鼻がある猫を見たのは)私たちチームにとって初めてのことでした」と振り返る。遺伝か、または子宮内で何らかの異常が発生した可能性があるという。
ブロックバンクさんは「これは本当に稀なこと」だとした上で、「ありがたいことに、猫(の健康状態)に何の問題も見つかっていません」と説明している。
この猫は、特徴的な鼻を持つイギリスの児童文学の登場人物にちなんで「ナニー・マクフィー」と名付けられた。
黒と白の毛をしたナニーは、前の飼い主が体調不良と経済的な事情で面倒をみることができなくなったため、里親センターに預けられた。
ナニーは穏やかな性格だといい、センターのマネージャーのリンジー・カーさんは「私たちスタッフは皆、唯一無二のナニー・マクフィーの存在に惚れ込んでいます」と絶賛する。
「彼女が、騒いだり抱きしめられたりすることが大好きな優しい子であることは証明されています。落ち着いて、愛する家族の中心となれる場所がまさに彼女にはふさわしいのです」と話し、里親を希望する人が相次ぐことを期待していると述べた。
オリジナルサイトで読む : ハフィントンポスト
「鼻が2つ」の珍しい猫が保護される。「唯一無二の存在に惚れ込んでいます」イギリス