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NASAによると、「史上最も暑かった」とNASAが指摘するほど記録的に気温が高かった今年の夏。暑さだけでなく、山火事や洪水といった異常気象が世界中で相次ぎ、多くの人が気候変動の影響を実感した。
9月20日にはニューヨークで「国連気候野心サミット2023」が開催される。それに先立って東京でも9月18日、代々木公園を中心にイベントやパレードが行われた。
「ワタシのミライに原発いらない」
「ワタシのミライは再エネ100パー」
若者や市民団体などは最高気温34度の炎天下のなか、カラフルなプラカードを掲げながら渋谷や原宿の街をパレード。化石燃料や原発に依存せず、再生可能エネルギー100%で暮らせる社会の実現を訴えた。
3連休の最終日、再エネルギー100%の実現を呼びかけるパレードが渋谷と原宿で行われていました。
スクランブル交差点でも行進し、多くの人の注目を集めていました。 pic.twitter.com/YFLPpwcTS2
— Yuko Funazaki (@yukofun) September 19, 2023
これまで、若者たちが気候危機対策を求めて声を上げるイベントはたびたび行われてきたが、今回のパレードの顔ぶれはいつもと少し違う。
若者たちは今回、毎年9月に代々木公園で集会を続けてきた脱原発を目指す団体と初めてタッグを組み、規模も参加者の世代も広がった。
背景の一つとして、政府が脱炭素社会を目指す取り組み「グリーントランスフォメーション(GX)」の方針の中で、再生エネルギーと共に原発回帰を強める方向性が示されたことがある。
主催団体の一つ、気候変動など社会課題の解決を目指す市民団体「ワタシのミライ」事務局メンバーであり、国際環境NGO「FoE Japan」で気候変動・エネルギー分野を担当する吉田明子さんは、気候変動対策を訴える団体の多くが原発を使わないよう求めているといい、「市民は脱原発と気候変動対策を一緒に訴えていかなくてはいけないと思っている」と述べた。
また、長年活動を続けノウハウの蓄積のある団体と協力することで様々なことを学び、アクションが広がることを期待しているという。
当日はパレードの他にも、代々木公園でNGOや市民団体によるブースの出展やトークショーなどが行われ、約8000人が来場。パレードは渋谷方面と原宿方面二手に分かれ、三連休最終日の渋谷界隈を歩き多くの人々に向けてメッセージを発信した。
オリジナルサイトで読む : ハフィントンポスト
脱原発・再エネ100%で暮らせる社会へ。祝日の渋谷に8000人が集結