福岡第一高校3年の崎浜秀斗さんが、第17回「スラムダンク奨学金」の奨学生に決まりました。崎浜さんは高校卒業後の来年4月から14カ月の予定で、米国コネチカット州のプレップスクール「セントトーマスモアスクール」に学業とバスケットボールで留学。
セントトーマスモアスクールは、NBAフェニックス・サンズに所属している日本代表・渡辺雄太選手も通った全寮制のプレップスクール。プレップスクールは、大学準備やより高度な教育のための私立校で、全米大学体育協会「NCAA」やプロでのプレーを目指す留学生も多く在籍。スクールでの活躍によっては米大学からの運動部奨学金のオファーを受けるチャンスもあるということ。
ここでは、スラムダンク奨学金について記述します。
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目次
- 1. スラムダンク奨学金
- 2. スラムダンク
- 3. これまでの主な奨学生
- 4. 渡辺雄太選手と八村塁選手
- 5. 第17回奨学生、崎浜秀斗さん
スラムダンク奨学金
スラムダンク奨学金は、「スラムダンク」の作者、井上雄彦氏の、読者とバスケットボールに恩返しがしたいという思いから始まりました。対象は、高校を卒業後、大学あるいはプロを目指しアメリカで競技を続ける意志と能力を持ちながら、経済的理由等でその夢をかなえられない若い選手。
奨学金の原資は、『スラムダンク』の印税の一部と、有限会社アイティープランニング、株式会社 集英社の拠出金です。
スラムダンク奨学金では、奨学生を、大学準備やより高度な教育のための学校であるプレップスクールに派遣。スラムダンク奨学金が、奨学生を大学ではなくプレップスクールに派遣するのは、英語を母国語としない日本の選手が、大学あるいはプロを目指すためには、プレップスクールが最も適した留学先であると考えるからです。
スラムダンク
「SLAM DUNK」(スラムダンク)は、バスケットボールを題材にした井上雄彦氏による漫画作品で、「週刊少年ジャンプ」にて、1990年から1996年にかけて全276話にわたり連載されました。2023年2月時点で全世界でのシリーズ累計発行部数は1億7000万部を突破。ゲーム化やアニメ化もなされています。
作品の内容は、主人公の不良少年桜木花道の挑戦と成長を軸にした高校バスケットボール漫画。直近の劇場アニメとしては、2022年12月3日に公開された「THE FIRST SLAM DUNK」があり、原作者の井上雄彦氏が監督・脚本を務めています。
これまでの主な奨学生
第1回(2008年)の奨学生は、並里成さん。福岡第一高校卒業後に留学するも、英語能力が進学に必要なレベルに達しなかったため進学を断念し帰国。その後、リンク栃木ブレックスに入団しプロ選手となっています。
第2回(2009年)は、谷口大智さん。洛南高校卒業後に留学し、2010年に2年制のアリゾナ・ウエスタン大学に入学。その後4年制のサウスイースタン・オクラホマ州立大学に編入。2015年に帰国し秋田ノーザンハピネッツに入団しプロ選手となっています。
第3回(2010年)は、矢代雪次郎さん。流通経済大学付属柏高等学校卒業後に留学し、アリゾナウエスタン大学に入学。その翌年からは2年制のアランハンコック大学に編入した後、2014年より4年制のNCAAディビジョン3・ベサニー大学に編入。2016年8月に群馬クレインサンダーズと契約し、プロ選手。2017年、愛媛オレンジバイキングスに移籍しています。
第4回(2011年)は、山崎稜さん。昌平高校卒業後、留学し、タコマコミュニティカレッジに進学し、その後帰国。2013年に埼玉ブロンコスに入団し、プロ選手となっています。
第7回(2014年)は、村上駿斗さん。山形南高校を卒業後に留学し、サウスケントスクールを卒業後は進学せずに帰国。地元のパスラボ山形ワイヴァンズと契約しプロ選手に。2017年、広島ドラゴンフライズに移籍。
第9回(2016年)は酒井達晶さん。北陸学院卒業後に留学し、聖ジョセフ大学に進学。卒業後は、群馬クレインサンダーズのアシスタントコーチ兼デベロップメントコーチ、2022からは群馬クレインサンダーズのアシスタントコーチ兼通訳に就任。
第10回(017年)は、鍵冨太雅さん。福岡大学附属大濠高等学校を卒業後に留学し、NCAAディビジョンIIIのボウディン大学に進学。
第11回(2018年)は、小林良さん。横浜ビー・コルセアーズのジュニアユースチーム出身。桐光学園高校卒業後に留学し、NCAAディビジョンIIのブリッジポート大学に進学。
第12回(2019年)は、木村圭吾さん。八王子高校を卒業し、留学後、2020年セントジョセフ大学入学。2021年新潟アルビレックスBB(B.LEAGUE)に入団し、2023年、群馬クレインサンダーズ(B.LEAGUE)入団。
渡辺雄太選手と八村塁選手
現在、NBAチームに所属している日本人は、渡辺雄太選手と八村塁選手の二人。この二人のNBA入団までの経緯についてです。
渡辺雄太選手は、香川県の尽誠学園高校を卒業後に、コネチカット州のプレップスクールであるセント・トーマス・モア・スクールに通い、2014年、NCAA1部のジョージ・ワシントン大学へ進学。大学1年から主力としてプレーし、大学4年時には3人のキャプテンのうちの1人に就任。大学卒業後、メンフィス・グリズリーズとツーウェイ契約。2018-19シーズン開幕後にNBA出場選手登録され、田臥勇太以来14年ぶり2人目となる日本人NBAプレイヤーとなりました。2020-21シーズンは、トロント・ラプターズとツーウェイ契約、その後正式契約。2021-22シーズンは、ブルックリン・ネッツと契約。2023-2024シーズンはフェニックス・サンズと契約しています。
八村塁選手は、宮城県の明成高校を卒業後、NCAAディビジョンⅠのゴンザガ大学に進学。大学1年目からNCAAトーナメントで活躍し2年終了後の2019年6月、ワシントン・ウィザーズから一巡目9位指名を受けます。日本人でNBAドラフト指名を受けたのは岡山恭崇以来2人目で、1巡目指名は初の快挙。ウィザーズで3シーズン過ごした後、2022-23シーズン終了後にロサンゼルス・レイカーズに移籍しています。
第17回奨学生、崎浜秀斗さん
第17回「スラムダンク奨学金」の奨学生に選ばれたのは、崎浜秀斗さん。現在福岡第一高校の3年生です。身長は178cmで、高校1年時から公式線に出場。高校1年時にはウィンターカップベスト4、高校2年時にはインターハイ優勝、ウィンターカップ準優勝、高校3年時にはインターハイベスト4。FIBA U16アジア選手権大会では日本代表の一員として活躍しています。
スラムダンク奨学金は開始以来多くのBリーグ選手を輩出しているところですが、崎浜さんにも頑張っていただきたいです。
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【バスケ】スラムダンク奨学金って何?崎浜選手の米国留学が決定