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アメリカ・ネブラスカ州の動物保護施設で、1匹の猫がドアを開ける技術を習得し、人間たちを唸らせた。
保護施設「キャピタル・ヒューメイン・ソサエティ」は7月27日、「夜帰る時に閉めたドアが翌朝には開いていて、スタッフがおかしくなり始めていました……そして今日、これを発見したのです」とコメントし、Facebookに1本の動画を投稿した。
動画には、黒猫が後ろ足で立ってジャンプしながら前足でドアノブ下げ、ドアを開けようとする様子が映っている。
この猫は、施設で飼われているグリムセンだ。グリムセンは何度か挑戦した後にドア開けに成功し、嬉しそうな鳴き声をあげながら部屋の外に出てきた。
その一部始終を目撃した人間は「感心した!」と叫び、施設は「グリムセンは最高のいたずら者です」とコメントしている。
現行犯で捕まってしまう
この動画が話題になり、地元ニュースで「閉じ込めておけない猫」と紹介されたグリムセン。飼い主募集ページでは「非常に賢い子」だと紹介されている。
「自らレバーハンドルのドアノブを開ける方法を学び、他の猫たちの間を自由に歩き回っていいところを見せています」
施設のスタッフは7月27日の朝、3つのドアが開いて、グリムセンが廊下を歩いているのに気づいたという。
獣医で行動アシスタントのヒラリー・ブラントさんは、「グリムセンは他の2匹の猫と暮らす自分の部屋に戻されたものの、お昼頃には再び廊下を歩いていた」とハフポストUS版の取材で説明した。
グリムセンは再び自分の部屋に戻され、その後ドアを開けるところを現行犯で捕えられた。
キャピタル・ヒューメイン・ソサエティのシエラ・カースさんは、猫の安全を守るために、人がいない夜間はドアは閉まっていなければならないと話す。
「猫たちが適切に行動し、夜間にパーティーをしたり、散らかしたり、猫同士仲良くできない子と喧嘩したりしないために、ドアを閉めておく必要があるのです」
グリムセンにはかわいそうだが、施設のスタッフたちは、部屋のドアノブにフックを取り付けて、開けられないようにした。
その間、グリムセンは鍵のかかったオフィスのキャットタワーで1晩過ごさなければならなかったものの、それでも外に出ようと試みたという。
脱走して「指名手配」されたグリムセンだが、Facebookに投稿されたコメントのほとんどが好意的だ。
ある人物は「私はグリムセンの弁護士ですが、私のクライアントは無実です」と冗談まじりに訴えている。
ハフポストUS版の記事を翻訳・編集しました。
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猫が自分でドアを開け、自由を謳歌。「いいところを見せる」も現行犯で捕まってしまう