イングランド・プレミアリーグの名門マンチェスター・ユナイテッドが、浦和レッズのU-22日本代表GK・鈴木彩艶選手の獲得に動いていることが日本のメディアで報じられ話題となりました。交渉は順調に進んでいるようで、地元紙も特集記事を掲載。移籍金はJリーグから海外に渡った日本人選手としては歴代最高となる約9億1700万円と報じられています。マンUはなぜ、浦和の若きGKを獲得しようとしているのか。鈴木選手の経歴などとともに解説していきます。
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目次
- 1. 浦和GK・鈴木彩艶選手、マンUから9億円オファー
- 2. プレミアリーグの名門が浦和GK獲得に動いた理由とは?
- 3. ベルギー1部STVVも注目 「シュミットの後釜に」
- 4. マンU注目の若きGK・鈴木選手、その驚くべき経歴とは
浦和GK・鈴木彩艶選手、マンUから9億円オファー
イングランド・プレミアリーグの名門マンチェスター・ユナイテッドが、浦和レッズ所属のU-22日本代表GK・鈴木彩艶選手の獲得に動いていることが日本のメディアで報じられ話題となりました。
交渉は順調に進んでいるようで、英地元紙「マンチェスター・イブニング・ニュース」も7日に特集記事を掲載。「クラブは浦和レッズU-22日本代表GK鈴木彩艶の代理人と交渉を行なっている」と報じました。
移籍金はJリーグから海外に渡った日本人選手歴代最高となる500万ポンド(約9億1700万円)になる可能性があるとのこと。過去にJリーグから海外に移籍した日本人選手の中での移籍金最高額は450万ポンド(当時6億7500万円)。日本代表FW古橋亨梧選手が神戸からセルティックに移籍した際の移籍金で、今回はそれを上回る歴代最高額となる見通しです。
【鈴木彩艶 マンUから獲得オファー】https://t.co/IxgBIjIG3g
— Yahoo!ニュース (@YahooNewsTopics) July 5, 2023
プレミアリーグの名門が浦和GK獲得に動いた理由とは?
今回、イングランド・プレミアリーグの名門マンチェスター・ユナイテッドが浦和レッズGK・鈴木彩艶選手の獲得に動いていることが話題となりましたが、なぜ世界を代表するビッグクラブが日本の若きGKを獲得しようとしているのでしょうか。
大きな理由は、元スペイン代表でマンチェスターUの守護神ダビド・デ・ヘア選手の契約満了による退団。デヘア選手は2011年にアトレチコ・マドリードから加入し、12シーズンにわたって活躍。GKでクラブ歴代最多の公式戦545試合に出場し、同最多190試合の無失点を記録しました。
マンチェスターUは8日、デヘア選手の退団を正式に発表。その新守護神として濃厚視されているのはインテルのアンドレ・オナナ選手。移籍市場に精通しているファブリツィオ・ロマーノ氏は鈴木選手に関して、「マンチェスター・ユナイテッドが2002年生まれの日本人GKザイオン・スズキに注目している 彼は新たなバックアップGKの1人として考えられている しかし、ユナイテッドはアンドレ・オナナ獲得を優先しており、インテルと交渉中 成立には5500万ユーロ(約85億6000万円)が必要だ」とツイート。鈴木選手はオナナ選手のバックアップGKとしての候補と見られています。
マンチェスターUは17年U-17W杯の時から鈴木選手に注目していたようで、6月のU-22日本代表の欧州遠征にもスカウトを派遣。好セーブを連発した同オランダ代表戦での成長した姿を見て、獲得へ本格的に動いたということです。
名門入団が決まれば日本人では香川真司(現C大阪)以来、2人目。今回の大型契約に目が離せません!
浦和サポは疑問に思ってるが
ザイオンのビッグクラブ移籍は
別に不思議ではないU22 日本代表が欧州遠征した時に、
マンUのスカウトが浦和レッズの
鈴木彩艶を気に入ったのだろうJリーグで活躍するより
日本代表で活躍した方が海外クラブの
目に留まりやすい pic.twitter.com/7mHg3nftwS— OIL MONEY (@kabubu72897471) July 7, 2023
ベルギー1部STVVも注目 「シュミットの後釜に」
マンチェスターUへの移籍が報じられる中、ベルギー1部のシント・トロイデン(STVV)も鈴木選手に注目しているようです。
ベルギーメディア「Het Belang van Limburg」は「STVVが日本人ゴールキーパー鈴木彩艶に注目」との見出し。記事では「チームの守護神であるシュミット・ダニエルの退団に備えて、いくつかの選択肢を検討している」と報じました。
STVVはこれまで多くの日本人選手が在籍。今夏はすでに、伊藤涼太郎選手、小川諒也選手、山本理仁選手の獲得を正式発表しています。
マンU注目の若きGK・鈴木選手、その驚くべき経歴とは
イングランド・プレミアリーグの名門、マンチェスターユナイテッドへの移籍が報じられている浦和GK・鈴木彩艶選手。ビッグクラブが注目する鈴木選手の凄さとは。これまでの経歴や活躍ぶりをご紹介します。
鈴木選手はガーナ人の父と日本人の母を持ち、埼玉県さいたま市浦和区で育ちました。幼稚園からサッカーを始め、小学校からは浦和レッズのアカデミーに所属。そしてユースチームに在籍中、浦和レッズ史上最年少となる16歳でプロ契約を果たしました。2種登録選手として活躍したのち、21年に正式にトップチームに昇格。18歳ながら飛び級でU-24日本代表に選出され、東京五輪のメンバー入りも果たしました。
鈴木選手の持ち味は1m90cmという長身とリーチの長さ。そしてスローイングやキックの精度といったテクニックも持ち合わせています。またフィジカルの強さは驚異的で、高校生の時点でベンチプレス125キロ。スローイングではハーフラインを越える豪速球を投げることができます。
名門マンチェスターUが注目するのも頷ける鈴木選手の活躍ぶり。ビッグクラブ移籍へ向け、今後の動きに注目が集まります!
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【サッカー】浦和GKが電撃移籍か!? マンUに9億円で移籍との報道