読者の皆さまもご存じのとおり、韓国にとってICT産業は利益を生む金の卵です。半導体をはじめ、ディスプレー、スマートフォンなど、これまで韓国が外国からかっぱいできた「もうけの源泉」です。
2023年04月
輸出:127.7億ドル(-35.9%)
輸入:104.4億ドル(-14.0%)
貿易収支(輸出 ? 輸入):23.3億ドル(-70.1%)
※( )内は対前年同期比の増減
⇒参照・引用元:『韓国 産業通商資源部』公式サイト「04月の情報通信産業(ICT)輸出127.7億ドル、輸入104.4億ドル」
http://www.motie.go.kr/motie/ne/presse/press2/bbs/bbsView.do?bbs_cd_n=81&cate_n=1&bbs_seq_n=167208
ICT産業の2023年04月の輸出入の実績で、貿易収支は「23.3億ドル」となっています。2022年04月は「77.9億ドル」だったので、54.6億ドルも減少しました。
なんと1年間でICT産業のもうけは「約70.1%」蒸発したのです。
主要品目の対前年同期比の増減は以下のような憂鬱な結果となっています。
半導体:-40.5%
ディスプレー:-30.5%
携帯電話:-41.6%
コンピューター周辺機器:-66.7%
通信装置:-14.7%
etc.
⇒参照・引用元:↑と同じ
2022年の04月は、ICT産業輸出が過去最大の「199.3億ドル」を達成しましたので、その反動、いわゆる基底効果で減少幅が大きく見えるというのは確かですが、それにしても惨憺たる結果です。
半導体も全く回復していませんが、これは価格の下落が止まらないからです。以下をご覧ください。
↑左の青い線がDRAM、右の赤い線がNAND型メモリー。信じられないような右肩下がりです。
⇒参照・引用元:↑と同じ
上掲グラフの元データは『Dramexchange』ですが、ズブズブと右肩下がりで、韓国の輸出を支えるメモリー半導体の価格の下落は2023年04月になってもまだ止まっていません。
面白いのはスマホのシェアです。以下をご覧ください。
↑2022年第4四半期には韓国『サムスン電子』の世界シェアは2割を切った。
ー中略ー
さらに主要輸出相手国別のデータが以下になります。
↑赤いアンダーラインを引いてあるのが中国(香港含む)へのICT輸出です。
ー中略ー
まずご注目いただきたいのは、ICT産業の輸出に占める中国の比重です。
2022年、韓国の対全世界のICT産業の輸出は「2,332億3,200万ドル」でした。
対中国の輸出は「1,022億7,000万ドル」なので、ICT産業の輸出はなんと43.8%が中国へのもので、それだけ中国市場に依存しているのです。
ところが、何度もご紹介しているとおり、中国への輸出は減少してきています。実際、2022年も対前年比で「-4.9%」です。約5%の減少ですが、2023年04月単月のデータを見てください。
中国へのICT産業の輸出金額は「51億500万ドル」にとどまり、対前年同月比で「-39.0%」と激減しているのです。01~04月累計でも「-40.4%」です。
もちろん、上記のとおり前年04月は過去最高の輸出額だったので、その基底効果で大きく減少したという点は考慮しなければなりません。
しかし、ICT産業の全世界輸出に占める対中国輸出の割合は、2022年には「43.8%」あったのに、01~04月累計では「40.1%」に減少しています。
韓国のICT産業の輸出に占める対中国の割合は明らかに減少しており、中国が買ってくれなくなってきたことを示しています。
韓国が誇るICT産業の輸出、その43.8%が対中国向けだったのに、これが売れなくなったらどうなるでしょうか?
考えるだに恐ろしい事態が進行中なのではないでしょうか。尹錫悦(ユン・ソギョル)大統領は登場するのが5年遅かったかもしれません。
(吉田ハンチング@dcp)
2023.05.16
https://money1.jp/archives/105528
☆おすすめ記事☆
var pbanner_max_view = 9;
var pbanner_noimg_skip = 1;
var pbanner_order_limit = 20;
var pbanner_random = 1;
var pbanner_sort = 0;
var pbanner_img_height = 250;
var pbanner_img_width = 300;
続きを読む
オリジナルサイトで読む : あじあニュースちゃんねる
【速報】韓国「もうダメだw 利益の70%以上蒸発して半導体・スマホ・パソコン周辺機器全滅wwwww」