ヨーロッパ各国リーグが終盤戦に突入する中、日本での話題は三笘薫選手で持ちきりです。日本人の成し得なかった1シーズン7ゴールを記録し、世界中の注目を集める彼の情報はいつでもファンの期待を煽ります。しかし4月8日に行われたトッテナム対ブライトンの一戦で見られたのは常に三笘選手の上を行くアジア人トッププレーヤーの活躍でした。韓国代表のFWソンフンミン選手です。日本人の誰しもが三笘選手の活躍を見たくて試合を眺めていたと思いますが、前半10分ペナルティエリア前でスペースを与えられたソンフンミンはいとも簡単に先制点を奪ってみせました。
韓国に対するライバル意識からか彼の存在はあまり日本のメディアで取り上げられることはありませんが、能力・実績・注目度、どれをとっても三笘選手の上を行く存在です。今回はそんな韓国代表のスーパースター、ソン・フンミン選手をご紹介できたらと思います。彼を知ることで三笘選手が常にどんな選手と比較されているのかがわかるはずです。調べてみるとわかりますが、超える壁としてはかなりのハードモード。ぜひ最後まで読んでみてください!
目次
世界的スーパースターソン・フンミンのこれまでとは
まずは彼のプロフィールから。名前を感じで書くと「孫興慜(孫興民)」、愛称は「ソニー」です。年齢は30歳で身長は182cm。もちろん韓国生まれです。父親が元プロサッカー選手でその独特な指導法が話題となりました。自身の経験から基礎技術を15歳まで徹底的に教え込み、それまではクラブチームでのプレーをさせなかったとのことです。世界トップレベルの技術はその頃に培われたのでしょう。
そして16歳の時、協会主導の留学プログラムでハンブルガーSVのユースチームに加入します。そこでの活躍が評価され2010年、18歳のときにハンブルガーSVのトップチームに正式加入。これが彼のプロキャリアとしてのスタートとなります。高校生から海外挑戦していたなんて驚きですね。それが今のスケール感に繋がっているのでしょう。
そのハンブルガーSVでは3シーズンを過ごし、78試合20ゴールを記録。そんな急成長を続ける彼に目をつけたのが同じくブンデスリーガでしのぎを削るレヴァークーゼンでした。2013年に移籍するとわずか2シーズンで21得点の活躍。ハンブルガーSV時代とも合わせると、3年連続での2ケタ得点です。
トッテナム移籍で世界の最高峰へ前人未到の大記録とは
レヴァークーゼンの活躍により若き韓国人FWはさらにステップアップします。みなさんご存知、プレミアリーグの名門トッテナム・ホットスパーに入団するのです。ソン・フンミン選手といえばあの白いユニフォームですよね。入団1年目はなかなかチャンスがもらえませんでしたが、2年目から本来の調子を取り戻し始めます。なんとそこから現在まで毎シーズン2ケタ得点を継続中。チームが強いこともありますがそれを考慮しても異常な数字です。
彼の記録はそれだけにはとどまりません。クラブの年間最優秀選手賞、リーグの月間最優秀選手、リーグのベストイレブン、21/22シーズン得点王など挙げればきりがありません。また19/20シーズン、バーンリー戦で見せた70m独走弾は年間最優秀ゴールに選ばれており世界中を驚愕させました。
そしてつい先日、三笘薫選手の所属するブライトンとの試合でプレミアリーグ100ゴールを達成。日本中のファンが三笘選手に注目するなかで格の違いを見せつけました。そのゴールも彼お得意の左斜め45度からのシュート。あれを止められるゴールキーパーは存在しないのではないでしょうか。なんにせよメモリアルゴールにふさわしい得点です。
レアル・マドリーとリヴァプールが獲得に動く今後の動向は
そんな活躍を続けるソンフンミン選手ですが、トッテナムとは2025年まで契約延長を結びました。しかし獲得に動くクラブは多いようで、レアル・マドリー行きの噂は常にあります。たしかに個人の能力で圧倒できるスタイルはぴったりな気がしますね。ギャレス・ベイル選手やルカ・モドリッチ選手などもトッテナムからの移籍なので想像は膨らむばかりです。
しかし最近ではリヴァプールも獲得に動くのではないかとの報道もありるようで、争奪戦は今後激化するかもしれません。もしリヴァプール移籍が実現すれば、モハメド・サラー選手との得点王コンビで更に注目を集めそうです。その他にもパリ・サンジェルマンやバイエルンミュンヘンなどの噂もまことしやかに囁かれており、本当かどうかは定かではありませんがビッグクラブへの移籍はない話ではないのかなと。たしかにトッテナム以上のクラブで移籍金を支払えるクラブとなれば数は限られてきます。個人的にはやはりレアルで活躍する姿を見てみたいですね。
まとめ:ラ・リーガ挑戦ならさらなる記録更新も
彼はすでに30歳ですが、現代のサッカー選手の寿命は以前に比べて遥かに伸びています。前述したようにレアル・マドリーへの移籍が実現した際にはまた「ラ・リーガでアジア人初」の文字を見ることになりそうです。ヴィニシウスとの共存ができるのか?など疑問もありますがそこはアンチェロッティに任せましょう。何にしてもシーズン終了後に要注目です。
ちなみにプレミアリーグは残り8試合。トッテナムは来週23日から順位争いをするライバルチームたちとの3連戦で、そこがCL出場をかけた大一番となるはずです。そしてソンフンミン選手は現在得点数は7。シーズン2ケタ得点記録を継続できるかも見ものです。残り8試合で3得点。彼なら簡単にやってのけるでしょう。
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