10月30日(水)9時現在、大型で非常に強い台風21号(コンレイ)はフィリピンの東を西北西に進んでいます。31日(木)は猛烈な勢力で沖縄・先島諸島に最も近づく見込みで、荒天に警戒が必要です。週末には温帯低気圧に変わるものの、日本付近に停滞する前線が活発になるため、大雨のおそれがあります。
▼台風21号 10月30日(水)9時
中心位置 フィリピンの東
大きさ階級 大型
強さ階級 非常に強い
移動 西北西 10 km/h
中心気圧 925 hPa
最大風速 50 m/s (中心付近)
最大瞬間風速 70 m/s
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ほぼ円形の発達した雲の渦を形成
台風21号は発達を続けていて、衛星画像では非常に発達した雲の渦が確認できます。中心付近の台風の目は29日に比べても明瞭になっていて、勢力が強くなっていることがわかります。
台風本体の最も北側の雲は先島諸島に近づいていて、この後は断続的に雨が強まる見込みです。
30日の午後以降は本格的な荒天になってきますので、早めに台風の備えを済ませるようにしてください。
出典・参考
気象衛星画像:NICT 情報通信研究機構
沖縄・先島諸島は31日が荒天のピーク
台風の中心は先島諸島から少し離れた所を通るものの、大型であることや猛烈な勢力で通過することから、風が強まります。29日から瞬間的には20m/s前後の強風が吹いていて、31日には30m/s以上の暴風となる見込みです。
台風が近づくと雨も強まり、31日をピークに大荒れとなりますので、安全な所で過ごすようにしてください。
海上はすでに波が高く先島諸島の周辺では大しけとなる予想です。沖縄本島や奄美周辺でも波が高くなりますので、台風が遠くても油断はできません。
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11月1日(金)〜2日(土)は広範囲で大雨のおそれ
もともとは台風だったこともあり、大量の暖かく湿った空気を運んで来るため秋雨前線の活動が活発化すると考えられます。特に湿った空気の流れ込みが強まる西日本を中心に雨雲が発達して大雨となるおそれがあるため警戒が必要です。東日本でも広い範囲で雨となり、局地的に強まる見込みです。
台風の進路や進行速度、前線の位置の予想についてはまだ不確実性があり、雨の強まりタイミングやエリアが変化する可能性があります。引き続き、最新の情報をこまめに確認するようにしてください。
台風の名前
台風21号の名前「コンレイ(Kong-rey)」はカンボジアが提案した名称で、クメールの伝説上の少女の名前/それが元になった山の名前からとられています。
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