WBC予選リーグを4連勝で準々決勝進出を決めた侍ジャパン。プールBを1位で突破し、準々決勝は、プールAを2位で突破したイタリア代表と準優勝・決勝が開催されるアメリカ行きをかけて対戦。そこで今回は、侍ジャパンの予選での結果と準々決勝以降の日程等を解説していきます。
目次
- 1. 予選リーグでの戦い
- 1.1. 3月9日vs中国戦
- 1.2. 3月10日vs韓国戦
- 1.3. 3月11日vsチェコ戦
- 1.4. 3月12日vsオーストラリア戦
- 2. 準々決勝の日程
- 3. まとめ
予選リーグでの戦い
侍ジャパンは、3月9日から12日までの予選リーグで中国・韓国・チェコ・オーストラリア相手に苦戦する場面も見られましたが、投手陣の好投や打線が上手く繋がり、4連勝で予選リーグ突破。予選リーグ4連戦の戦いの模様を振り返っていきましょう。
3月9日vs中国戦
中国戦の先発投手は大谷翔平選手。この日の大谷翔平選手は、投打で活躍を見せてくれました。投げては4回無失点、打撃では流れを引き寄せるタイムリーヒットを放つなど試合のリズムを作ります。ですが、2番手で登板した戸郷翔征投手が6回にソロホームランを打たれ2点差。このまま流れを持っていかれるかと思いましたが、7回に牧秀悟選手のホームラン、8回には、ヒットとフォアボールでチャンスを作ると山田哲人選手と甲斐拓也選手のタイムリーヒットで4点を追加。
投手陣も、8回湯浅京己投手・9回伊藤大海投手が中国打線を無失点で抑え試合終了。8vs1で侍ジャパンが大事な初戦を勝利で終えることができました。
3月10日vs韓国戦
韓国戦は、3回に試合が動きます。先発したダルビッシュ有投手がホームランを打たれ韓国が2点先制。その後、エラーなどが絡み3点目を与えてしまいました。この嫌な流れを払拭したのは、ヌートバー選手。チャンスで打順が回ってくると、タイムリーヒットを放ち得点を奪うと、その後も打線が続き、4点を返し逆転に成功。5回は近藤健介選手のホームランなどで2点追加。6回には、大谷翔平選手と吉田尚正選手と岡本和真選手のタイムリーヒットなどで5点追加。7回にも大谷翔平選手や吉田正尚選手などのタイムリーヒットで2点を追加し3イニングで計9点を取り13vs4。
投手陣は、2番手の今永昇太投手が1失点と韓国打線に反撃を与えない投球を見せ、7回宇田川優希投手・8回松井裕樹投手・9回髙橋宏斗投手が1人もランナー出さずに無失点で抑え、試合終了。13vs4で侍ジャパンが大勝しました。
3月11日vsチェコ戦
初回から試合が動きます。先発の佐々木朗希投手がチェコ代表の3番にツーベースヒットを打たれると、続く4番がショートゴロを打った際に、中野拓夢選手のエラーで先制を許してしまいました。ですが、初回以降は、キレのある投球を見せ、4回途中まで1失点8奪三振で、流れを引き寄せるピッチングを披露。2番手で引き継いだ宇田川優希投手もしっかりと抑えました。3回に吉田正尚選手のタイムリーヒットで逆転すると、3回に3点・4回に4点・5回に1点を奪い8点を獲得。その後、8回にも2点追加。
投手陣は3番手で登板した宮城大弥投手が立ち上がり1失点許すも、その後はチェコ打線に反撃させない投球を披露。最小投球数を意識した結果、残りの5イニングを投げ切り、勝利に貢献。10vs2で侍ジャパンが2試合連続2桁得点で勝利しました。
3月12日vsオーストラリア戦
オーストラリア戦は、初回侍ジャパンが先制。ヌードバー選手と近藤健介選手がチャンスを作ると大谷翔平選手の本塁打で3点先制。2回には、ヌードバー選手と近藤健介選手のタイムリーヒットで2点を追加し5点目。このリードは、先発のマウンドを任された山本由伸投手にとっては、かなりのアドバンテージとなりました。初回からスピードのあるストレートと多彩な変化球でオーストラリア打線を4回1安打無失点8奪三振。一切の隙を見せない完璧なピッチングを見せ、後続に繋ぎました。
5回からは高橋奎二投手が登板し2回を無失点。打線も、5回に中村悠平選手のタイムリーヒットでチーム7点目。その後、7回大勢投手、8回湯浅京己投手が登板し無失点に抑えるピッチングを披露。9回に登板した髙橋宏斗投手がソロホームランを打たれ、一点を失うものの後続を抑え、試合終了。7vs1で侍ジャパンが勝利。予選リーグ4連勝で準々決勝進出を決めました。
準々決勝の日程
プールBを首位で通過した侍ジャパンは、3月16日に東京ドームで行われる準々決勝に進出。対戦相手は、プールAを2位で通過したイタリア代表。この試合に勝つと、3月19日から21日にアメリカのローンデポ・パークで行われる決勝ラウンドに進出できます。
まとめ
世界一に向けて、予選リーグ4連勝と良いスタートを切ることが出来た侍ジャパン。ですが、ここからの戦いは、負けが許されない大事な戦いです。一戦一戦の重みが予選とは異なる為、プレッシャーがかかる試合が増えてきますが、今までの戦い方を貫くことができれば、勝利は見えてきます。侍ジャパンの底力で、世界一を獲れる日が来ることを信じて応援していきたいです。
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【WBC】侍ジャパンの予選結果まとめ・準々決勝の日程