こちらもおすすめ>>聴こえない親の子として生まれ「手話通訳士」になった。彼が見つめた、ろう者の現実。
「なんて素晴らしいパフォーマンスなんだ」――2月12日に開催されたNFL・スーパーボウルのハーフタイムショーで、ある大学生のアメリカ手話(ASL)が脚光を浴びた。
彼女の名前は、ジャスティナ・マイルズ。
リアーナのハーフタイムショーの他、シェリル・リー・ラルフが歌った『Lift Every Voice and Sing(リフト・エブリ・ボイス・アンド・シング)』の手話も披露した。
ICYMI- more history made last night. Justina Miles the first female deaf performer for the Super Bowl's halftime show performed American Sign Language alongside Rihanna. — and she killed it! #ASL#SuperBowl2023pic.twitter.com/nrEIbisO92
— Christopher Webb (@cwebbonline) February 13, 2023
ジャスティナ・マイルズ、どんな人?
ハーフタイムショーで女性が手話をするのは、マイルズが初めてだ。さらにスーパーボウルでパフォーマンスをした最初のろう者の黒人女性でもあり、歴史に新たな1ページを加えた。
マイルズは、フィラデルフィア州出身の20歳。 全米ろう者協会によると、現在メリーランド州にあるボウイ州立大学で看護を学んでおり、チアリーダーもしている。
また、2022年に開催されたデフリンピックチームの陸上女子4×100リレーにアメリカ代表として出場し、銀メダルを獲得した。
マイルズの手話が注目されたのは今回が初めてではない。これまでもリル・キムの『Crush on You』などの手話がTikTokで話題になってきた。
ハーフタイムショーのパフォーマンスの後、SNSには「素晴らしいパフォーマンスだ」「エネルギー溢れるASLパフォーマーのジャスティナ・マイルズ、すごく好き」などのコメントが投稿された。
さらに、今回のスーパーボウルでは、 映画『コーダ あいのうた』 でアカデミー賞助演男優賞を受賞したトロイ・コッツァーがアメリカ国家を手話で担当。
また、アリゾナ州出身のネイティブアメリカンでろう者のコリン・デニーが、『America the Beautiful(アメリカ・ザ・ビューティフル)』をASLと北アメリカ先住民手話を交えて歌唱した。
『コーダ あいのうた』でコッツァーと共演した俳優のマーリー・マトリンは、3人のパフォーマンスを見て「ゾクゾクした」と述べている。
「彼らは手話の美しさを世界に伝えました。彼ら全員に拍手を送ります。 ジャスティナ、コリン、トロイ、全員がスーパースターです」
「彼らの素晴らしいパフォーマンスに皆さんのサポートをお願いします。彼らは手話でパフォーマンスができるということを世界に示しました」
We are ALL celebrating the Deaf artists performing in Sign Languages at today’s #SuperBowl 🙌🏻👏🏻🙌🏻👏🏻🙌🏻 #beautyofsignlanguage#NationalAnthem#LIFTEVERYVOICEANDSING#AmericaTheBeautiful#HalftimeShow#NFL#foxsports@TroyKotsur#ColinDenny#JustinaMilespic.twitter.com/Ujrn4hAfbn
— Marlee Matlin (@MarleeMatlin) February 13, 2023
ハフポストUS版の記事を翻訳・編集しました。
オリジナルサイトで読む : ハフィントンポスト
スーパーボウルで手話通訳をした大学生「ゾクゾクする」ほどすごいパフォーマンスが脚光浴びる