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アメリカ・アイオワ州で、入所していた施設で死亡と判断された66歳の女性が、運ばれた葬儀場で呼吸していることが確認された。
女性を死亡と判断した施設は、州当局から1万ドル(約128万円)の罰金を課された。
葬儀場で呼吸を確認
州当局が2月1日に発行した文書によると、女性はアーバンデールにあるグレンオークス・アルツハイマー特別ケアセンターに2021年12月に入所し、2022年12月にホスピスケアを受け始めた。
2023年1月3日早朝、女性の介護をしていたスタッフは脈や心音、呼吸がなかったため、看護師に連絡。
女性の状態を診断した准看護師は、聴診器や触診で心拍や体の動きを確認できなかったことから、死亡と判断して家族に電話した。
女性はその後、遺体袋に入れられ葬儀場に搬送された。ところが葬儀場のスタッフが遺体袋を開けたところ、女性の胸が動き、呼吸が確認されたという。
駆けつけた救急隊員も、女性が呼吸をしていることを確認。女性は病院に搬送された後にホスピスに戻ったが、1月5日に家族に見守られて死亡した。
一連の出来事を調査した州当局は、尊厳ある治療やケアを提供する義務を怠ったして、施設に1万ドルの制裁金を課した。
施設エグゼクティブ ディレクターのリサ・イーストマン氏は「私たちは今後も入居者のケア、そして終末期のサポートために全力を尽くします」と声明で述べている。
アメリカでは2020年にも、ミシガン州で死亡宣告された20歳の女性が、葬儀場に運ばれた後で息をしていることが確認されている。
オリジナルサイトで読む : ハフィントンポスト
死亡を宣告された女性、葬儀場で呼吸していることが確認される