花粉症対策や治療、知っておきたい3つのポイント。日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会が紹介【解説】

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花粉症のシーズンが到来しました。日本人の花粉症を持つ人の数はこの20年で、2.5倍にもなりました。適切な治療を行っていないと、症状を悪化させてしまう可能性もあります。

花粉症をはじめとするアレルギー性鼻炎は仕事、家事の効率の低下を招くだけでなく、学力、記憶力の低下が指摘されるなど、日常生活に支障をきたすこともあります。

日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会は1月19日、Twitterで花粉症対策の3つのポイントを紹介。

学会の公式サイトの解説をもとに、つらい花粉症シーズンを乗り切るための方法を紹介します。

https://twitter.com/jibi_u/status/1615847757956415488?ref_src=twsrc%5Etfw

ポイント1

花粉の回避を適切に

まず大切なのは、花粉をできる限り体内に入れないこと。そのために次のようなことを意識すると良いでしょう。

▽花粉の飛散シーズンはなるべく外出を避ける

▽外出時はマスク・メガネなどで防御し、花粉が付着しにくい表面がサラサラした素材を選ぶ

▽帰宅時にアウターを部屋に持ち込まない、ウエットティッシュなどで服の外側をぬぐうなど、花粉を部屋へ入れない

ポイント2

薬の服用は症状が重症化する前から

薬の服用は、花粉が本格的に飛び始めるころか、症状が少しでも現れた時点から始めましょう。症状がひどくなってからでは、薬を服用しても高い効果が期待できません。本格的な症状が出る前に飲むことで、症状を抑える働きをします。

ポイント3

市販のスプレー薬は症状を悪化させることも

市販のスプレータイプの薬は、繰り返し使うのには注意が必要。血管収縮剤が入っているスプレー薬は、使い過ぎによって鼻の粘膜が腫れて、かえって鼻づまりの症状がひどくなることも。ドラッグストアなどで購入の際は、薬剤師に血管収縮剤が入っているものかどうかを相談するとよいでしょう。

花粉症はいつかは治る?

日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会は「過去20年の調査研究によると、20年前に花粉症だった人が調査時点でも花粉症の症状があることから、治療をせずに治るとは考えにくいという結果が見えてきた」と説明しています

また、若いうちは花粉症が自然に治ることはほとんどないとされており、症状を放っておくと、悪化して治療しても症状を抑えるのが難しくなっていくといいます。適切な治療や対策を行い、症状を悪化させないようにしましょう。

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