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ジョニー・デップの元妻、名誉毀損裁判で和解へ 「莫大な負担のリスクに自分を晒す余裕はない」

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ジョニー・テップ氏(左)とアンバー・ハード氏(右)2022年、バージニア州ジョニー・テップ氏(左)とアンバー・ハード氏(右)2022年、バージニア州

もっと読む:アンバー・ハード、ジョニー・デップとの裁判後初めて思いを明かす。インタビューで語ったことは?

俳優ジョニー・デップ氏と、彼の元妻で俳優のアンバー・ハード氏が名誉毀損訴訟で和解した。

ハード氏は12月19日、この決断についてInstagramに声明を投稿し、「難しい決断だった」「譲歩の行為ではない」と述べた。

デップ氏の弁護団によると、ハード氏はこの和解でデップ氏に100万ドル(約1億3000万円)支払うことに同意したという。これは、6月にバージニア州の裁判所が下した1500万ドルの賠償金を大きく下回る。

「私は決して選択してこうしているわけではありません。私が真実を守ることで、人生が破壊されたのです」とハード氏は述べた。

デップ氏の弁護士はハフポストUS版への声明で、訴訟の終結に満足しており、ハード氏に対する判決は「全く」変わらないと述べた。そしてこの支払いは「法制度の厳格な正義の追求の結果をハード氏が認めたことを強化するもの」とした。

弁護士によると、100万ドルは慈善事業に寄付される予定だという。

デップ氏に近い関係者はハフポストに、この和解金はハード氏の保険を通じて支払われる予定だと話した。

ハード氏はInstagramで、「私は何も認めていません。これは譲歩の行為ではありません」と述べ、和解によって発言の自由を奪われることはないと述べたが、デップ氏の関係者は、彼女が虐待疑惑を訴え続ける場合には判決がまだ使われる可能性があると話している。

ハード氏は、和解はある意味最終手段であり、仮に控訴に成功したとしても、再度裁判をしたくないと述べた。

「金銭的なものだけでなく、心理的、身体的、感情的において莫大な負担のリスクに自分を晒す余裕はありません」

「女性は真実を話すために、虐待や破産に直面するべきではないはず。しかし、残念ながらこれは珍しいことではありません」

また投稿では、裁判で私生活が公開され人々の好奇の目にさらされるなど、アメリカの司法制度への信頼を失ったことなどを述べ、自分の時間をより意味のあることに使い、今後は離婚後の自分を癒してくれたことに費やしたいと綴った。

ハード氏は2018年に暴力を受けている女性への支援を訴える論説をワシントン・ポストに寄稿。寄稿記事でデップ氏に直接的には触れていないものの、デップ氏は寄稿が原因で主要な役を得られなかったと主張し、ハード氏を名誉毀損で提訴。賠償として5000万ドルを求めていた。

一方、デップ氏の弁護団がハード氏側の主張を「デマ」としたことが中傷に当たるとしてハード氏側も反訴し、デップ氏側に対し、1億ドルの賠償を求めていた。

2022年6月には、バージニア州の郡裁判所の陪審団はデップ氏の主張を大方認める評決を下し、ハード氏に対し、1035万ドルの損害賠償の支払いを命じた。一方、デップ氏には200万ドルの賠償金を支払うよう命じていた。

ハフポストUS版の記事を翻訳・編集・加筆しました。

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オリジナルサイトで読む : ハフィントンポスト
ジョニー・デップの元妻、名誉毀損裁判で和解へ 「莫大な負担のリスクに自分を晒す余裕はない」

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