南米原産のミナミコアリクイは、危険を感じると2本足で立ち上がって両手を広げ、「威嚇のポーズ」を取ることで知られている。静岡県の動物園で、4匹のミナミコアリクイの兄弟が仁王立ちになってお互いを威嚇している様子が撮影され、その愛らしさがSNSで話題になっている
■「4頭同時は珍しい」と飼育担当者
この写真は9月17日、伊東市にある「伊豆シャボテン動物公園」で一般来場者が撮影したもの。同園では7匹のミナミコアリクイの親子を飼育している。飼育担当者によると、画面上段にいるのが長男コン。下段は右が次男トト、左が三男ケイ、中央が四男イク。
ミナミコアリクイは「威嚇ポーズを取るのは本気で怒った時や興奮した時で、拒絶的な印象も強い」が、この動物園の子どもたちは「じゃれていてこのポーズをすることがある」という。ただ、この写真のように「4頭同時は珍しい」とコメントしている。
■撮影者「心から癒されました」
この写真を撮影したのは、「はなまるかけだしうどん」(@kakedashiudon)さん。10月24日に「全てのミナミコアリクイが威嚇のポーズをしている奇跡の空間」と解説を添えてツイートすると、4日間で4万件もの「いいね」が寄せられた。
「只々かわいい空間」「カバディ カバディ」「ボディビルダーの大会かな?」などと反響を呼んだ。
はなまるかけだしうどんさんは、「この日は新しい展示場が出来てから間もない頃で、慣らし展示を行なっており、子ども達もそわそわとまだ慣れない様子でした」とハフポスト日本版の取材に振り返った。
撮影時には4匹は「わちゃわちゃと揉み合い」になっていたところだったという。奇跡とも言える光景を見ることができて「心から癒されました」として、「これを機にミナミコアリクイという動物の人気がもっと高まってくれると嬉しいです」と述べている。
オリジナルサイトで読む : ハフィントンポスト
4匹のミナミコアリクイが仁王立ちで威嚇のポーズ。動物園で撮影された「奇跡の1枚」がこれだ