静岡市清水区を本拠地とするサッカーJ1の清水エスパルスは、9月27日午後4時からIAIスタジアム日本平で飲料水を無料で提供している。
クラブの公式サイトによると、飲料水の提供は台風15号の影響で大規模な断水が続いていることを受けたもの。対象は静岡市清水区在住の被災した人で、1世帯に対し、ウォーターサーバー用のボトル1本(9.5リットル)を提供するという。配布本数は2500本ほどだという。
静岡市清水区民への飲用水配布について (協力:株式会社ジャパネットウォーター)
エスパルスおよびエスパルス選手会は、断続的な断水が発生している、静岡市清水区在住の皆様へ、飲用水の配布を実施させていただきます。https://t.co/49u6vVVF2Z#spulse
— 清水エスパルス公式 (@spulse_official) September 26, 2022
朝日新聞デジタルなどの報道によると、クラブでは27日、選手たちが練習後に飲料水を配布したという。チーム一同は「みんなの力でこの苦境を乗り越えていきましょう!」と呼びかけている。
清水エスパルス
チーム一同よりメッセージ被害を受けられた皆様には謹んでお見舞い申し上げるとともに、被災地域の一日も早い復旧を心よりお祈り申し上げます。
みんなの力でこの苦境を乗り越えていきましょう!#spulsepic.twitter.com/icNo0MHLst
— 清水エスパルス公式 (@spulse_official) September 26, 2022
ライバルチームも反応「静岡ダービーはお互いの存在があってこそ」
また、“ライバルチーム”も力を貸している。同じ静岡県の磐田市に拠点を置くジュビロ磐田は27日にTwitterを更新。
「清水エスパルスによる配布会場(アイスタ)へ、大井健太郎選手とクラブスタッフで飲料水を届けてきました」とした上で、「静岡ダービーはお互いの存在があってこそ。 苦しい時は手を取り合い、共に乗り越えていきましょう」と綴っている。
SNSでは「これぞ地域に根ざしたクラブ」などのコメントが寄せられている。
清水エスパルスによる配布会場(アイスタ)へ、大井健太郎選手とクラブスタッフで飲料水を届けてきました。
静岡ダービーはお互いの存在があってこそ。
苦しい時は手を取り合い、共に乗り越えていきましょう。 https://t.co/LlHVut26jupic.twitter.com/1WlxAvuHp9— ジュビロ磐田 (@Jubiloiwata_YFC) September 27, 2022
28日は午後8時まで配布を実施。在庫がなくなり次第、配布終了となるという。
清水区では台風による被害で断水の影響が続いていて、静岡市によると、28日も区内の41か所で給水拠点を設ける予定だという。
【お知らせ】
明日(28日)も清水区内41か所で給水拠点を設ける予定です。
給水袋等は各自でご持参いただくようお願いいたします。
開設時間については準備状況等により遅れることがありますので、ご了承ください。(令和4年9月27日22時現在)
【水道総務課】 pic.twitter.com/bbL0ZajICR
— 静岡市 (@shizuokashikoho) September 27, 2022
ひとりひとりが、サステナブルな地球環境の中で、自分らしく生きていくためにーー。
ハフポスト日本版は「SDGs」「多様性」「働き方」の三つのテーマを大きな柱としています。時事ニュース、企画特集や個人の声を拾い上げるオピニオンなど多様な記事を発信し、ハフポストの記事から会話を始めること、多くの関係者と協力しながら社会問題を解決することを目指していきます。
オリジナルサイトで読む : ハフィントンポスト
清水エスパルスが被災者に飲料水を無料提供。“ライバルチーム“も協力「お互いの存在があってこそ」