新たな観光支援策「全国旅行(全国旅行支援)」が、10月からスタートする。政府は当初、7月からの開始を目指していたものの、新型コロナウイルスの感染拡大を理由に見送っていた。
今回の支援策はどのような内容なのか?観光庁の資料をもとに、ポイントをまとめた(※観光庁の資料は6月時点。制度の詳細は今後発表される予定で、変更の可能性がある)。
割引の上限額は?いつから?
「全国旅行割」の割引上限額は、新幹線や航空機などの交通費をセットにした旅行商品の場合は1人一泊8000円を、それ以外は5000円を上限とし、旅行代金の40%を補助する仕組み。
これに加え、平日は3000円、休日は1000円のクーポン券が付く。旅先の飲食や買い物などに利用できる。
9月末に終了予定の「県民割」は、対象を隣県などへの旅行に限定している。一方、全国旅行割は対象地域を全国に拡大し、居住地を問わず補助を受けられる。
支援策は10月11日からスタートする。朝日新聞デジタルによると、対象期間は年内とみられる。
コンサートや映画などのチケット代を割り引く「イベント割」も、全国旅行割と同日から実施される予定。
岸田文雄首相は9月22日の記者会見で、「コロナ禍で苦しんできた宿泊業、旅行業、エンタメ業などを支援していきたい」と述べた。
オリジナルサイトで読む : ハフィントンポスト
「全国旅行割(全国旅行支援)」とは?いつから?最大1万1000円を補助【ポイントまとめ】