9月に発売される見込みの「iPhone 14」シリーズは、Proモデルが値上げされるという予測もあります。しかし、今年は「iPhone 14 Max」が登場するため、ユーザー目線での状況は変わるかもしれません。
*Category:テクノロジー Technology|*Source:9to5Mac(1) ,(2) ,@mingchikuo
「iPhone 14 Max」の登場がもたらすユーザー目線の大きなメリット
著名アナリストのミンチー・クオ氏によると、「iPhone 14 Pro」と「iPhone 14 Pro Max」は、どちらも前モデルよりも高価になるとのことです。ただし、テック系メディア「9to5Mac」によれば、通常モデルの価格は据え置かれるとのこと。
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Hon Hai/Foxconn is one of the winners of the increased ASP of iPhone 14 series. I estimated iPhone 14 series ASP would increase by about 15% (vs. iPhone 13 series ASP) to $1,000-1,050 (USD) due to two iPhone 14 Pro's price hikes & higher shipment proportion. https://t.co/UgiW0kom4F— 郭明錤 (Ming-Chi Kuo) (@mingchikuo) August 10, 2022
「iPhone 14」通常モデルは、デザイン・機能面ともに前モデルの「iPhone 13」とほとんど変わらないみられています。しかし、同メディアが今年の最注目モデルとして挙げているのが「iPhone 14 Max」です。
このモデルはminiモデルの代わりに追加され、6.7インチの大画面を特徴としています。Appleが「Pro」ではない6.7インチのiPhoneを販売するのは今回が初めてです。
ここ4年の間、6.7インチのiPhoneを手に入れるには、最も高価な「Pro Max」モデルを購入する必要がありました。このモデルは大画面なだけではなく、より高価なディスプレイ技術、強力なカメラなどのPro機能を備えていましたが、それが必要ないユーザーにとっては余計なものでした。
しかし、「iPhone 14 Max」の登場は、6.7インチのiPhoneを1,100ドル以下で、しかも「Pro Max」のような余計な機能が一切ない状態で手に入れることができることを意味します。Pro Maxよりも軽量で、カメラの出っ張りもそれほど大きくはありません。そして価格は、おそらく899ドル程度になるはずです。
「iPhone 14 Max」の登場は、6.7インチのモデルをより身近なものにし、「iPhone 14 Pro」の価格上昇による不満を和らげるものとなるはずです。
また、「Phone 14 Pro」の価格を上げることで、Appleはより多くのPro機能をiPhoneに追加することが可能になります。クオ氏によれば、今年の「iPhone 14 Pro」モデルでは、新しいデザインの採用、最新のA16チップの搭載、さらには史上初の48MPカメラ搭載と8Kビデオ撮影が実現されるとのこと。
さらに「9to5Mac」は、Appleは値上げを正当化するため、「iPhone 14 Pro」と「iPhone 14 Pro Max」のストレージ容量もアップさせるかもしれないと指摘しています。現在、「iPhone 13 Pro」は128GBのストレージから始まりますが、「iPhone 14 Pro」は256GBから始まる可能性があると噂されているそうです。