6月10日から公開中だが、公開初週の「国内映画ランキング」(興行通信社調べ)ではトップ10圏外。その後も劇場では閑古鳥が鳴き続けているというのだ。
同作は、水泳教室を舞台に泳げない男(長谷川)と、泳ぐことしかできない女(綾瀬)の希望と再生を描いた物語。公開前は綾瀬の水着姿が大スクリーンで拝めると話題だったが…。
「確かに、綾瀬の登場シーンの9割は水着でした。ところが、布面積の多いガチの競泳水着だったため、お色気感はゼロ。観客はほぼ男性で、綾瀬の水着目当てだと思われますが、あれではSNSの評判による集客も難しいかもしれませんね」(映画ライター)
“黒歴史”扱いの出世作
綾瀬は、4月期に主演したフジテレビ系月9ドラマ『元彼の遺言状』も視聴率がふるわず、崖っぷちに追い込まれている。
所属事務所が主催する「第25回ホリプロタレントスカウトキャラバン」で審査員特別賞を受賞し、2000年に芸能界デビューを果たした綾瀬だが、ここまでの道のりは決してエリートコースと呼べるものではなかった。
「当初はグラドルとしても売り出していたが、太りやすい体質で、芸能界引退をかけてテレビ番組でダイエット企画に挑戦したこともあったほどでした」(芸能記者)
そんな下積み時代を経て見事にブレークしたわけだが、出世作と呼べる映画も〝黒歴史〟扱いだという。
「2009年公開の主演映画『おっぱいバレー』です。綾瀬が演じたのは、中学の弱小男子バレー部の顧問。部員たちと『試合に勝ったら、おっぱいを見せる』という、とんでもない約束をして部員たちが奮起するという物語でした」
この作品で綾瀬は、映画賞を受賞するなど演技力が高く評価されたが、あまりにも露骨なタイトルや内容が後々問題になったようだ。
「なかなか地上波でも放送できず、事務所の方針か、綾瀬もインタビューなどでこの作品に触れることはありませんね。B級グラドルしか受けないような役柄で、今や国民的女優と呼ばれる綾瀬にとっては完全に〝黒歴史〟扱いです」(同・ライター)
とはいえ、ここまで不調が続けば、なりふり構っていられない。『おっぱいサッカー』『おっぱいベースボール』『おっぱいバスケ』など、やろうと思えば〝続編〟はいくらでも可能だ。起死回生の次回作に期待したい。
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