【注意】この記事は、セクハラだと批判されたシーンの写真が掲載されています。
参院選の全国比例区で、日本維新の会の猪瀬直樹氏(75)が当選した。読売新聞などが7月11日午前に報じた。作家活動で知られる猪瀬氏は、2013年まで東京都知事を務めていた。
猪瀬氏をめぐっては同党の女性候補者と並んで登壇した際に、この女性の体を複数回触るシーンの動画がSNSで拡散した。「公然セクハラ」と問題視する声が相次ぐ中で、猪瀬氏は公式Twitterで「確かに軽率な面がありました」と反省の弁を述べていた。
■問題視された猪瀬氏の行為とは?
SNS上で問題視された猪瀬氏の行為は、6月12日に都内のJR吉祥寺駅前で行われた「日本維新の会」の街頭演説会で起きた。この演説会には音喜多駿・政調会長や吉村洋文副代表も参加していた。
猪瀬氏は自身の演説の終盤、東京選挙区から立候補予定の海老沢由紀氏にマイクを渡す前に、隣に立つ海老沢氏のことを紹介した。その際、海老沢氏の体を複数回、触るシーンが「大阪維新の会」の公式YouTubeに映っていた。
動画の19分50秒ごろ、猪瀬氏が海老沢氏の名前を言い間違えた際に、肩を数回叩いたほか、胸に触るような行為が見られた。
■「確かに軽率な面がありました」と謝罪
この動画に関してこのシーンの動画がSNS上で拡散。「公然セクハラ」として非難する声が続出。猪瀬氏は公式Twitterで6月17日に謝罪した。
「仲間を紹介する際、特に相手が異性の時は肩に手をやるなど身体を触ることには慎重になるべきだとご指摘をいただきました。確かに軽率な面がありました。十分に認識を改め、注意をして行動していきたいと思います。改革のために、引き続きご支援のほどよろしくお願い申し上げます」
体を触られた海老沢氏も同日、自身のTwitterで声明を出した。問題の行為について「胸にあたってもいない」「猪瀬さんとわたしの関係では全く問題が無かった」とした上で、猪瀬さん本人からは「丁寧なご連絡」があったとして「誠実な対応だと思います」と擁護していた。
なお、問題の動画は大阪維新の会が同日に非公開にしている。
オリジナルサイトで読む : ハフィントンポスト
猪瀬直樹氏が当選。立候補予定の女性にたびたび触る行為が「公然セクハラ」と批判されていた【参院選2022】