「人をダメにするソファ」で知られる「ヨギボー」。
ビーズが詰まった大きなクッションで、どの方向から座っても気持ち良く体にフィットする。「まるで雲の上に座ってるかのような感覚」を得られるのが特徴の大ヒット商品だ。
多くの人を魅了してきたこのクッションが、人間だけでなくある動物までをも、すっかり「ダメにした」と話題になっている。
きっかけは、ヨギボーを運営するウェブシャーク(大阪市)の木村誠司社長のTwitterへの投稿だ。
木村社長は(ヨギボーが「ダメにした」動物の動画を)「『CMに使った方がいい』というご意見が多かったのでネタで作ってみました。いかがですか?笑」とのコメントとともに、映像を披露。その後、瞬く間に反響が広まり、「かわいすぎる」「見てるだけで幸せになれる」「全生物がくつろぎたくなる」と絶賛する声が相次いだ。
収められていたのは、大草原の真ん中でヨギボーに身を預けてリラックスした表情を浮かべ、すっかり起き上がれなくなってしまった様子の馬の姿。
「CMに使った方がいい」というご意見が多かったのでネタで作ってみました。いかがですか?笑@Versailles_Farm#アドマイヤジャパン#Yogibopic.twitter.com/fzEIJXRgVd
— 木村誠司 Yogibo CEO Seiji Kimura🇺🇦 (@TaishoYogibo) June 1, 2022
動画では、幸せそうにゴロゴロするこの馬を「Yogiboo歴:1日」「職業:元競走馬」「名前:アドマイヤジャパン」と紹介。なんと史上最強馬と呼ばれた「ディープインパクト」のライバルの筆頭として注目された名馬の姿だったのだ。
好走を見せてきた引退馬の現在の姿に、ファンからも「アドマイヤジャパンさんのこんな姿が見られるとは、ヨギボー恐るべし」「アドマイヤジャパンの更なる人気爆上がりが確定」などと喜ぶ声が寄せられた。
アドマイヤジャパンがいるのは、ウェブシャークがスポンサーを務める「Yogiboヴェルサイユリゾートファーム」(北海道日高町)。「引退馬の余生の不安定さを少しでも解決したい」との思いで誕生したというこの牧場には、延べ20頭以上の引退馬たちが暮らしてきた。
アドマイヤジャパンは現在、ファンを背中に乗せる乗馬として活躍中だというものの、ヨギボー歴わずか1日にして完全に「ダメになった」様子。2019年に死した永遠のライバル、ディープインパクトが生きていたら、彼もまた「ダメになった」だろうかーー。
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元名競走馬、「人をダメにするソファ」に走る気力を奪われる。とりこになった姿がかわいすぎた【動画】