俳優のジョニー・デップさんとその元妻で俳優のアンバー・ハードさんが名誉毀損で互いを訴えていた裁判で、バージニア州の郡裁判所の陪審団は6月1日、デップさんの主張を大方認める評決を下した。ロイター通信など各社が報じている。
陪審はハードさんに対し、1035万ドル(約13億円)の損害賠償の支払いを命じた。一方、デップさんには200万ドル(約2億6千万)の賠償金を支払うよう命じたという。
互いを訴えていた裁判。経緯は?
ハードさんは2018年に暴力を受けている女性への支援を訴える論説をワシントン・ポストに寄稿。ハードさんは寄稿記事でデップさんに直接的には触れていないものの、デップさんは寄稿が原因で主要な役を得られなかったと主張し、ハードさんを名誉毀損で提訴。賠償として5000万ドル(約65億円)を求めていた。
一方、デップさんの弁護団がハードさん側の主張を「デマ」としたことが中傷に当たるとしてハードさん側も反訴し、デップさん側に対し、1億ドルの賠償を求めていた。
デップさんとハードさんは2015年2月に結婚したが、関係は数カ月で破綻。2017年に正式に離婚が成立していた。
判決受け、双方が出したコメントは?
デップさんは裁判の結果を受け、自身の公式インスタグラムで声明を発表。「陪審員たちが私の人生を取り戻してくれた」などと綴った。
ハードさんもインスタグラムで「落胆は言葉にならない」とした上で、「声を上げた女性が公然と恥をかかされ、屈辱を受ける可能性があった時代に逆戻りしてしまう」などとコメントした。
オリジナルサイトで読む : ハフィントンポスト
ジョニー・デップさん勝訴。名誉毀損訴訟で元妻に13億越えの賠償命令、双方が発表したコメントは?