消費者庁は12月17日、大手ショッピングモールサイトAmazon.co.jpで偽物のカシミヤストールが販売されていたとして、販売する事業者3社の社名を公表した。販売ページではカシミヤが含まれていることをうたっていたが、消費者庁が調査したところ、商品にはいずれもカシミヤは含まれていなかったという。
消費者庁が公表した3社は?
消費者庁が発表した商品のブランド名とそれぞれの販売事業者は、以下の通り。
①販売事業者:teamma ブランド名:Sooyi
②販売事業者:ailan 国際貿易 ブランド名:Larmliss
③販売事業者:Hoomoi JAPAN (メーカー直営店) ブランド名:Hoomoi
千〜二千円台でカシミヤをうたい販売
消費者庁によると、それぞれ商品ページで、「カシミヤ」、「素材構成:100% カシミヤ」などと、あたかもカシミヤが含まれているかのように表記していたという。値段を見ると、約1400〜2400円程度の価格で販売されていた。
調査したところ、実際はポリエステルやレーヨンなどが使われており、いずれの商品にもカシミヤは含まれていなかったという。虚偽の広告・表示にあたると同庁は指摘している。
また、3社について、いずれも実体を把握できなかったとも報告。①の事業者については、「調査の過程で販売元の表示が変更されたため、実体調査の対象とはできませんでした」としている。
teammaとHoomoi JAPANのAmazonサイト上では、11月現在も「カシミア100%」、 「素材構成:70%カシミヤ」との表記で商品の販売が行われているという。消費者庁は「今後も同様の手口による偽表示商品の販売が繰り返し行われる可能性が高い」と注意喚起している。
オリジナルサイトで読む : ハフィントンポスト
安すぎるカシミヤのマフラーに注意を。偽物をAmazonで販売、消費者庁が3社の社名を公表