11月17日、スターバックス コーヒー ジャパンは「借りて・返して・再利用」できるカップを利用した、循環型サービスの実証実験を始めると発表した。東京都内・丸の内エリアの10店舗で11月22日からスタートする。
今までもマイタンブラーやマイカップの持ち込み利用が可能だったが、この試みでは手ぶらで来店し、借りられる仕組みとなる。
使用されるカップは蓋付きのステンレス製タンブラー。返却された後は高い技術を持つパートナー企業が洗浄し、再利用される。
サービスを利用するにはまず、携帯電話でテイクアウト容器のリユースサービス「Re&Go」アカウントをLINEでお友達登録する。そのアカウントを使い、対象のスタバ店舗でQRコードを読み込んでカップを借り、利用後は返却することができる。
スターバックスはグローバル目標として、2030年までに廃棄物を50%削減することを掲げており、このプログラムもその取り組みの一つ。
同社は創業時から、マイタンブラーやマイカップの利用を推進し、近年には通常のカップと同じデザインのリユーザブルカップや、マイストロー、マイスリーブなども販売してきた。リサイクルよりもまず先に心がけるべき「リデュース(廃棄物削減)や「リユース(再利用)」の行動を促し、定着することを目指している。
実験スタート時は利用料金は無料。丸の内エリアの下記店舗で2022年5月31日まで行われる。
・丸の内ビル店
・グランスタ丸の内店
・KITTE 丸の内店
・丸の内オアゾ店
・丸の内新東京ビル店
・丸の内三菱ビル店
・大手町プレイス店
・大手町東京サンケイビル店
・新大手町ビル店
・皇居外苑 和田倉噴水公園店(2021年12月1日オープン予定)
同サービスの実証実験はすでにアメリカや韓国で実施されており、韓国のスターバックスは、2025年までに使い捨てカップを廃止することを発表している。
オリジナルサイトで読む : ハフィントンポスト
スタバ、再利用できるカップのレンタルサービスを実験へ。都内店舗で実施