アントニオ・グテーレス国連事務総長は11月1日、国連気候変動枠組み条約第26回締約国会議(COP26)の首脳級会合で演説し、「私たちが化石燃料への依存を止めるか、それとも化石燃料への依存が私たちを止めるかだ」と述べ、世界のリーダーたちに警鐘を鳴らした。
グテーレス氏は世界の平均気温の上昇を1.5度に抑えるという目標を維持しなければならないと強調。「サイレンが鳴っている。私たちの未来を守り、人類を救うことを選択してください」と呼びかけた。
以下、演説の一部抜粋。
私たちの化石燃料への依存は人類を瀬戸際に追いやっています。
私たちは厳しい選択を迫られています。私たちが化石燃料への依存を止めるか、それとも化石燃料への依存が私たちを止めるか。
「もう十分だ」と言うべき時です。
生物多様性を壊すのはもう十分だ。
炭素で自分たちを殺すのはもう十分だ。
自然をトイレのように扱うのはもう十分だ。
燃焼や掘削や採掘はもう十分だ。
私たちは自分たちの墓穴を掘っているのです。
地球は私たちの目の前で変化しています。深海から山頂まで。氷河の融解から容赦ない異常気象まで。
オリジナルサイトで読む : ハフィントンポスト
「化石燃料への依存を止めるか、それとも…」グテーレス国連事務総長がCOP26で訴えたこと。