気候変動への対策をめぐり、イギリス王室から強い発信が相次いでいる。
エリザベス女王は、気候変動への対策が不足していることに「イライラする」との気持ちを漏らしたと報じられた。
CNNは、女王は10月14日にウェールズ議会の開会式に出席した際、会話の中で発言したとし、イギリスのグラスゴーで開催される国連気候変動枠組み条約第26回締約国会議(COP26)について、「COPの話はよく聞くが、誰が来るのかまだわからない」と述べたとも伝えている。
COP26は10月31日から始まる。これまでにアメリカのバイデン大統領などの首脳のほか、スウェーデンの環境活動家グレタ・トゥンベリさんも参加の意向を示している。
さらに、ウィリアム王子も10月14日、BBCの番組のインタビューで「起業家は宇宙旅行よりも、地球を救うことに集中するべきだ」と語った。
インタビューでは、「世界の偉大な頭脳と知性は、移り住むための別の場所を見つける試みではなく、この惑星を修復しようとする試みに充てる必要がある」と語っている。ウィリアム王子は、熱心な環境保護活動家として知られている。
10月13日には、アメリカの宇宙開発企業「ブルーオリジン」が宇宙船「ニューシェパード」を打ち上げ、2回目の有人宇宙飛行を成功させており、こうした動きを念頭に発言したものとみられている。
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気候変動めぐり“モノ言う王室”。エリザベス女王、対策不足に「イライラする」