台風16号(ミンドゥル)は、27日(月)6時現在、猛烈な勢力で沖ノ鳥島近海をゆっくりと北に進んでいます。
今後は段々と速度を上げながら北東へ進路を変えて、10月1日(金)頃には伊豆諸島や関東の近いところを通過していく可能性があります。
台風接近時は電車の遅延や運休、高速道路の通行止めなどの可能性も考えられるため、最新の台風情報や交通情報を確認して、早めに対応するようにしてください。
▼台風16号 9月27日(月)6時
中心位置 沖ノ鳥島近海
大きさ階級 //
強さ階級 猛烈な
移動 北 ゆっくり
中心気圧 920 hPa
最大風速 55 m/s (中心付近)
最大瞬間風速 75 m/s
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非常に強い勢力で関東に接近か
このあとも台風16号は海面水温の高い海域を進み、上空の風の環境が良いため、さらに発達する予想です。29日(水)3時には中心気圧が905hPa、中心付近の最大風速が45m/s、最大瞬間風速は85m/sとなり、北上を続ける予想です。
伊豆諸島の南の海域でも海面水温が平年よりも高めとなっていて、あまり勢力を落としません。
気象庁の予報では、10月1日(金)3時の時点でも、中心気圧は935hPa、中心付近の最大風速が50m/s、最大瞬間風速は70m/sと、非常に強い勢力で伊豆諸島の近海を北上する予想です。暴風警戒域も半径430kmが見込まれるため、陸地から少し離れたところを通っても影響の出るおそれがあります。
次第に進路は絞られつつあるものの、少しの進路の違いで本州への影響が変わってきますので、こまめな情報の確認が必要です。
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伊豆諸島や千葉県の沿岸部は暴風域に入る確率が30%以上
27日(月)3時に気象庁が発表した5日先までに台風の暴風域に入る確率の分布を見ると、30~70%の赤い領域に伊豆諸島や千葉県の沿岸部が含まれており、関東など東日本から東北にかけての多くは5~30%を示す、黄色の領域に入っています。
最も確率が高いのは伊豆諸島南部の八丈島で63%で、台風の進路によっては中心がかなり近く通ることも考えられます。厳重な警戒が必要です。千葉県の一部も30%以上、東京23区も20%以上と、台風に近い沿岸部ほど影響が大きくなる可能性があります。
台風が非常に強い勢力のまま近づいてくることから、暴風域の外側でも風や雨の強まるおそれがありますので、確率の小さいところでも油断はできません。
台風の名前
台風の名前は、国際機関「台風委員会」の加盟国などが提案した名称があらかじめ140個用意されていて、発生順につけられます。
台風16号の名前「ミンドゥル(Mindulle)」は北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)が提案した名称で、「たんぽぽ」を意味する言葉からとられています。
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Source: ハフィントンポスト
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