台風14号(チャンスー)は9日(木)6時現在、フィリピンの東の海上を西に進んでいます。
海水面温度や風の条件が台風の発達に適しているため、昨日8日(水)に945hPaの「非常に強い」台風に変わった後も発達を続け、6時現在の中心気圧は935hPaとなっています。
▼台風14号 9月9日(木)6時
存在地域 フィリピンの東
大きさ階級 //
強さ階級 非常に強い
移動 西 20 km/h
中心気圧 935 hPa
最大風速 50 m/s (中心付近)
最大瞬間風速 70 m/s
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台風14号は週末頃に沖縄・先島諸島に接近のおそれ
台風14号は太平洋高気圧の縁に沿うように西から北西方向に進み、週末頃には非常に強い勢力を保ち暴風域を伴って、沖縄の先島諸島から台湾付近に接近する予想です。
先島諸島では強雨や強風、高波などの影響が出るおそれがあるため注意が必要です。
ただ、その後の進路については予報円が大きく、まだ不確実性が高い状況です。大陸方面に進む可能性や、北から東よりに向きを変えて日本列島に近づく可能性もあるため、今後の情報に注意してください。
台風13号は南シナ海へ
台風13号は昨日8日にフィリピン・ルソン島に上陸しました。その後今朝にかけてフィリピンを通過し、6時現在は南シナ海の海上を北西に進んでいます。
▼台風13号 9月9日(木)6時
存在地域 南シナ海
強さ階級 //
移動 北西 20 km/h
中心気圧 998 hPa
最大風速 23 m/s (中心付近)
最大瞬間風速 35 m/s
台風通過中のフィリピンでは、ウェザーニュースのアプリ利用者から「浸水している」「バナナの木が倒れた」と報告が届いており、台風が完全に離れる日中までは引き続き警戒が必要です。
なお、台風はその後西に進み、ベトナム方面に達する予想となっています。
台風の名前
台風の名前は、国際機関「台風委員会」の加盟国などが提案した名称があらかじめ140個用意されていて、発生順につけられます。
台風13号の名前「コンソン(Conson)」はベトナムが提案した名称で、「歴史的な観光地の名前」という意味の言葉からとられています。
台風14号の名前「チャンスー(Chanthu)」はカンボジアが提案した名称で、花の名前からとられています。
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Source: ハフィントンポスト
【台風14号】週末頃、沖縄に接近のおそれ。非常に強い勢力を保ち西進中