来日中の国際オリンピック委員会(IOC)のトーマス・バッハ会長が7月15日、思わぬトラブルに見舞われた。
バッハ会長が東京都庁に出向き、小池百合子知事と会談した際の出来事だった。会場に入ったバッハ会長は、この日69歳の誕生日を迎えた小池知事に花束を渡して、会合は和やかなムードで始まるかに見えた。
TBSの中継動画によると、異変が起きたのは、その直後の記念撮影の場面だった。ソーシャルディスタンスを取って小池知事やバッハ会長ら関係者が並んでいたところ、会場に大きく叫ぶ男性の声が響いた。
英語で「Bach,You are lier! Airport is dangerous! Bubble is broken!」という内容。「バッハ、お前は嘘つきだ!空港は危険だ!バブルは欠陥だ!」という意味だった。
東京オリンピックでは、選手や関係者の移動・滞在を一定の空間に限定し、外部との接触を極力避ける感染対策を取っており「バブル方式」と呼ばれている。男性はこの方式を批判したものと見られる。
バッハ会長は突然の出来事にも動じず、「すまないが、何を言っているかわからない」などと応じた。
スポニチは今回のハプニングについて「報道陣にまぎれた1人の男性からバッハ会長に英語で『おまえは嘘つきだ!」』などと言葉が飛び、この男性は強制退場させられた」と報じている。
Source: ハフィントンポスト
バッハ会長に「お前はウソつきだ!」と罵声。小池都知事との記念撮影でハプニング