1: 通りすがりのコメンテータ(ブルームバーグ): 資金繰り難に陥っている中国の不動産開発大手、万科企業の2月の販売額が大幅に落ち込んだ。6年ぶりの減少率となり、万科は同社初のデフォルト(債務不履行)を回避しようと取り組むものの、苦境が深まっている。
万科の発表によると、2月の契約販売額は前年同月比53%減の140億元(約2890億円)。ブルームバーグの集計データに基づくと、少なくとも2018年以来の大幅減少だった。
深刻な販売不振で、万科の資金繰りはさらに厳しくなるとみられる。同社は主要債権者と債務スワップ案を巡り協議している。広東省深圳市に本社を置く万科には国有企業も主要株主に名を連ねている。
償還までの期間が長い万科のドル建て債は一部で額面1ドルに対し、50セントを割り込んでおり、投資家がデフォルトリスクが高いとみていることを示唆している。格付け会社ムーディーズ・レーティングスは今週、同社の格付けをジャンク債(投資不適格債)に引き下げ、一段の格下げを警告した。
> https://news.yahoo.co.jp/articles/bdf7ceec22b88d45d0890d123df5e3e88b3a263a
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