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「原爆の父」描いた映画「オッペンハイマー」2024年に日本公開。世界的ヒット、「バーベンハイマー」現象に批判も

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映画「オッペンハイマー」(監督・脚本クリストファー・ノーラン)で主役を演じるキリアン・マーフィー映画「オッペンハイマー」(監督・脚本クリストファー・ノーラン)で主役を演じるキリアン・マーフィー

「原子爆弾の父」と呼ばれた科学者、ロバート・オッペンハイマーの生涯を描き、世界的に大ヒットしている伝記映画「オッペンハイマー」が2024年に日本でも公開されることが決定した。アメリカで2023年7月に封切られて以降、世界各国で公開されたが、日本での公開はなかなか決定せず、映画ファンや関心を持つ人たちの間で話題となっていた。

日本での配給会社ビターズ・エンドは、公開決定にあたって次のコメントを発表。「本作が扱う題材が、私たち日本人にとって非常に重要かつ特別な意味を持つものであるため、さまざまな議論と検討の末、日本公開を決定した」と経緯を説明している。

弊社ビターズ・エンドは、クリストファー・ノーラン監督作『オッペンハイマー』を2024年、日本公開いたします。本作が扱う題材が、私たち日本人にとって非常に重要かつ特別な意味を持つものであるため、さまざまな議論と検討の末、日本公開を決定いたしました。作品を観た上で、クリストファー・ノーラン監督の手による、伝統的な作劇手法を超越した唯一無二の映画体験には、大スクリーンでの鑑賞が相応しいと考えております。日本公開の際には観客の皆様ご自身の目で本作を御覧いただけますと幸いです。

 本作は、世界の運命を握ると同時に、世界破滅の危機に直面するという矛盾を抱えた科学者の人生を、クリストファー・ノーラン監督がIMAX撮影で描き出す。米国では2023年7月に公開され、12月時点で世界興行収入9億5千万ドル(1425億円)を超える世界的大ヒットを記録。実在の人物を描いた伝記映画作品として歴代NO.1を獲得している。

 同作をめぐっては、アメリカでバービー人形を題材としたファンタジーコメディー映画「バービー」と同日に公開されたことをきっかけに「バーベンハイマー」と呼ばれる社会現象が巻き起こった。両作品の画像を組み合わせたネットミームがSNSに多数投稿され、話題を呼んだのだ。例えば、原爆投下を連想させるオレンジ色の炎が舞い上がる中、オッペンハイマーがバービーを持ち上げる画像が投稿され、「バービー」の公式アカウントがハートの絵文字を添えて「It’s going to be a summer to remember (忘れられない夏になりそうですね)」とリプライした。

 これに対し、日本では「原爆は冗談やネタにしていいものでは決してない。被害が軽んじられている」といった批判がおき、「バービー」配給元の米ワーナー・ブラザーズは8月1日に謝罪コメントを発表した
また、アメリカ国内でも、広島や長崎の様子が直接的には描かれていないことを疑問視する声も出ていた

 「オッペンハイマー」の日本公開に関するホームページは、2023年12月7日時点では、日本公開が決定した事実のみが記されている。上映スケジュールや上映館などの情報は、今後決まり次第追加されていくものと見られる。

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オリジナルサイトで読む : ハフィントンポスト
「原爆の父」描いた映画「オッペンハイマー」2024年に日本公開。世界的ヒット、「バーベンハイマー」現象に批判も

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