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学校の先生のイメージ、ダントツ1位は「忙しい」。小中学生1400人が回答、上位に「働く時間が長い」「給料が少ない」も

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小中学生が抱く「学校の先生のイメージ」を尋ねた調査で「忙しい」がダントツの1位となったことを、子ども向けのウェブサイト「ニフティキッズ」が11月、発表した。

2023年9月〜10月、インターネット上でアンケートを実施し、1403人の小中学生らから回答を得た。 

「学校の先生のイメージ」を複数選択式で尋ねたところ、「忙しい」と答えた人が44%に上り、最多となった。

質問「学校の先生に対するイメージを教えて!(3つまで選択可)」への回答結果質問「学校の先生に対するイメージを教えて!(3つまで選択可)」への回答結果

「働く時間が長い」(35%)、「責任が重い」(32%)、「苦労が多い」(30%)が続いた。「給料が少ない」(21%)との回答も含め、労働環境に関するイメージを答える人が目立った。

「子どものためになる」(30%)、「やりがいがある」(22%)、「尊敬される」(14%)など、仕事内容を前向きに捉える回答の方が少ない結果となった。

調査を実施したニフティキッズは「『働く時間が長い』や『苦労が多い』と回答した人の割合は、小学生より中学生の方が多かった」と指摘。「中学生の方が、教員の大変さや苦労をよく見ているようだ」と分析している。

教員の「忙しさ」、実態と背景は?

近年は、公立学校の教員の長時間労働や給与水準の改善を求める声が高まっている。

教員の残業代は、1971年に制定された「給特法」の規定により支払われないことになっている。代わりに、月給の4%が「教職調整額」として一律に上乗せして支給されている。同法により、教員の残業時間に見合った残業代が支払われない実態は、「定額働かせ放題」などと揶揄されてきた。

文部科学省が2022年度の教員の勤務時間を調べた調査結果によると、平日1日あたりの勤務時間は小学校で10時間45分、中学校で11時間1分で、ともに前回の2016年度と比べて約30分減った。

ただ、1カ月あたりの時間外勤務が文科省の定める上限基準(45時間)を超える教員は中学校で77.1%、小学校で64.5%を占めた。

〈取材・文=金春喜 @chu_ni_kim / ハフポスト日本版〉

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