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タレントやモデルとして活躍するRIKACOさんが、自身のYouTubeチャンネル「RIKACO LIFE」で、「私が更年期で苦労した事をシェア」と題する動画を公開。産婦人科医・福山千代子さんとの対談で、自身が苦しんだ更年期の症状について語った。
動画の冒頭で、RIKACOさんは49歳で閉経し、その数年後から更年期の症状の辛さを感じたと発言。一番の辛さは「うつっぽくなってしまったこと」だと言い、「やる気が出ず、起きていられる日が少なくなってしまった」という。
RIKACOさんは49歳の時に母を、52歳の時に父をそれぞれ亡くした。親を相次いで亡くしたことに加え、自身の体調の悪化や仕事の忙しさなどが重なり「完全にダウンした。心身共に疲れちゃって、起きられなくなった」と、当時の苦しさを明かした。
更年期に重なりやすい、介護と空の巣症候群
日本産科婦人科学会によると、「更年期」とは、閉経前後の5年間の計10年間のこと。更年期に現れる様々な症状のうち、他の病気に伴わないものを「更年期症状」といい、その中でも症状が重く、日常生活に支障をきたす状態が「更年期障害」と呼ばれるという。
福山医師は、更年期にうつを発症する人の多さを指摘。この時期に親の介護や、子どもが成長し家から出ることで寂しさなどを感じる「空の巣症候群」が重なる傾向があると話した。
経験した出来事による喪失感と、身体的な変化が相まって、モチベーションが上がらなかったり、全てのことを放り投げたいと感じたりする人が多いという。
心療内科と産婦人科、どっちに行けばいい?
続けてRIKACOさんは、症状がおさまらないことからまず心療内科を受診した。処方された抗うつ剤を飲んだところ、起きられない状態が続いたという。
その時は自身が更年期ということをしっかりと受け止めていなかったが、「これってそう(更年期の症状)なんじゃないか」と考え、産婦人科を受診した。そこで更年期の症状だと判明し、抗うつ剤からホルモン補充療法に治療を変更すると、徐々に回復していったという。
「どっちの病院に行けばいいかで悩んでいる方が、結構いるんじゃないかと思うんですけど」と、福山医師に切り出したRIKACOさん。
福山医師は、一般的に閉経前の前後5年間に当たることが多い45〜55歳くらいの間に更年期の症状がある場合、産婦人科の受診を検討することを提案。そこで1〜2か月ほど治療し、改善されなかった場合に心療内科や精神科を受診するのが良いのではと話した。
動画ではほかにも、肩が上がらなくなる状態や、寝汗や不眠といったRIKACOさん自身が経験した症状について語っていた。
RIKACOさんは今も更年期の症状が少し続いていると述べた。その上で、更年期の症状に悩む人に向けて、辛さを経験したのは自分も同じだとして「皆さんも乗り切ってください」とエールを送った。
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RIKACOさん、更年期のうつ症状で「完全にダウンした」。汗や不眠にも悩んだ経験語る