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頭が2つあるカメが、小笠原諸島で成長中。「生きているものは初めて」

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小笠原諸島の父島で撮影されたアオウミガメ(2017年7月14日)小笠原諸島の父島で撮影されたアオウミガメ(2017年7月14日)

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頭が2つあるカメが、東京・小笠原諸島の父島にある小笠原海洋センターで成長している。

同センターは9月16日、このカメの重さや大きさを測る様子をXに投稿。「体重も1kgという大台に乗り、毎日元気いっぱいです」と報告した。

このカメは2022年夏に小笠原海洋センターのふ化場で生まれた、アオウミガメだ。

頭が2つあるカメなどの生き物の報告事例あるものの、非常に珍しいとされる。小笠原海洋センターでも、卵の中で死んでいる個体が確認されたことはあるが、生きているものは初めてだという。

アオウミガメは世界最大のウミガメ科の種の1つで、成長すると100キロ以上の重さになる。現在は1キログラムの小笠原海洋センターのカメも、無事に成長すれば将来それほどの重さになる可能性はあるという。

頭が1つのカメとの違いについて、同センターの担当者は「ご飯を食べる時には両方の頭がそれぞれ食べたがるので、エサを食べるのに苦労する点でしょうか」とハフポスト日本版の取材で説明した。

カメを守るために私たちができること

小笠原海洋センターは、ウミガメやザトウクジラなどの小笠原の海洋生物の生態の研究や、保全活動を行っている。

アオウミガメは絶滅危惧種に指定されており、同センターでは調査や子ガメの飼育・放流、イベントなどを実施して生息数回復に取り組んでいる。

近年、カメなどの海の生き物が、ビニール袋などのプラスチックゴミを誤って食べることなどで、傷ついたり死んだりする問題が起きている。

小笠原海洋センターによると▽ごみをごみ箱に捨てる▽アウトドアを楽しむ時にはその土地の利用ルールを事前に調べて守るーといった普段の生活での心がけも、海洋保全につながる。

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オリジナルサイトで読む : ハフィントンポスト
頭が2つあるカメが、小笠原諸島で成長中。「生きているものは初めて」

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