1: 通りすがりのコメンテータ地球上では
生物からしか生成されない
硫化ジメチル(DMS)
という物質を観測した可能性があるという。「K2-18b」と呼ばれるこの惑星の大気からは、
メタンと二酸化炭素(CO2)も観測された。
これにより、この惑星に水の海があることがわかった。この研究を主導している英ケンブリッジ大学のニック・マドゥスダン教授はBBCニュースに対し、観測結果にチーム全体が「衝撃を受けた」と話した。
「地球ではDMSは生物からしか生成されない。地球の大気に含まれるDMSは、海洋環境の植物プランクトンから排出される」
ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡は、
遠くの惑星を通過する光を分析することができる。
この光には、大気に含まれる分子の化学的特徴が含まれている。
分析では、この光をちょうど虹のスペクトラムを作っているような周波数に分解する。
スペクトラムの一部が惑星の大気の化学物質に吸収されていると、
その部分が欠けるため、研究者がその組成を発見できるという仕組みだ。「我々は今回、ハビタブルゾーン
(地球と似た生命が存在できるとされる天文学上の領域)
のサブ・ネプチューンで、
今までで最も詳細なスペクトラムを得た。
これによって、大気中の分子を分析できるようになった」
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