20代のころ、バングラデシュ~インドを3カ月ほど旅しました。
インドの旅では、学生旅行だったためお金もなく、一番安い電車で横断することにしました。4等列車のようなところにいたのですが、とにかく人がどんどん乗ってきて、文字通り溢れていくのです。
そのうち分かったのは、一番の特等席は天井近くにある荷物置き場だということでした。なぜならそれくらい狭いスペースであれば、他の人が入る余地がないからです。事実、荷物置き場へ器用に上り込んで横になっている人は、快適そうに寝そべっているのでした。
椅子に座っていては快適どころではなく、横から人がどんどん座り込んできて、はじき出されてしまいます。
驚いたのは、列車が走りながらも人が飛び乗ってくるので、誰かが客室に入ってくると同時に列車から落ちてしまう人が出てくることでした。そのたびに「亡くなる、亡くなる」というような意味のことが話されていながらも、列車はお構いなしにどんどん先に進んでいくのです。
私は12時間ほど列車に乗っていましたが、数人が落下して逝去したようでした。
乗客たちはそうした光景を当たり前のように受け入れているようで、そのことにも大きなショックを受けました。窓からは、電車の接触事故の結果が見受けられました。また別の日には、ガンジス川で沐浴していたところ、流れてきたものに当たった経験もありました。
文字通りの死が日常に同居していた光景。それが、インドで受けた衝撃でした。以下略
https://news.yahoo.co.jp/articles/0e80c444d29b5e157d5db12dbb0b274f0981915f
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日本人観光客さん、インドの列車から乗客がポロポロと落ちて轢かれていく光景を見てビビる