ロシアによるウクライナへの軍事侵攻が続く中、格付け大手フィッチ・レーティングスが現地時間の3月8日、ロシアの信用格付けを6段階引き下げた。
これによりロシアのランクは「C」となった。欧米などによるロシアへの制裁措置が強まった影響で、ロシアが「デフォルト(債務不履行)」に近い状態にあると指摘した。
「デフォルトが差し迫っている」
フィッチ・レーティングスは、ロシアのデフォルト信用格付けを「B」から「C」に格下げしたと発表。
この評価について「Cランクはデフォルトが差し迫っていることを示すものだ」と言及した。
フィッチは2日にロシアの信用格付けを6段階引き下げて「B」としたばかりだったが、各国の経済制裁などの影響で国債償還力がさらに低くなったと見込んだ。
ロシアに対する各国の経済制裁は強まっている。アメリカのバイデン大統領は現地時間の3月8日、追加の制裁としてロシア産原油の輸入禁止を発表していた。
We're banning all imports of Russian oil and gas and energy.
That means Russian oil will no longer be acceptable at U.S. ports and the American people will deal another powerful blow to Putin.
— Joe Biden (@JoeBiden) March 8, 2022
ロシア政府は3月7日、ロシアへの制裁措置を行う「非友好的な国と地域」を明記したリストを公表した。
リストにはロシアによるウクライナへの軍事侵攻が始まった後にロシアに対し制裁を課したか、または制裁に加わった国と地域が入り、日本も含まれた。
オリジナルサイトで読む : ハフィントンポスト
ロシアは「デフォルト(債務不履行)が差し迫っている」と格付け大手、6段階下げランク『C』に