「ホットケーキは、卵と牛乳を混ぜてからミックスを入れると、ふわふわに」
ホットケーキの日である1月25日、卵や牛乳のプロでもある「全国農業協同組合連合会」広報部が投稿した「ふわふわなホットケーキに作り方」に、注目が集まっています。
そこに書かれていたのは、こんな内容でした。
「ホットケーキを焼くときは、
卵と牛乳を混ぜてから
ミックスを入れると、ふわふわになります(生地を混ぜ過ぎると膨らみにくくなる)。なんだかミックスを先にボウルに入れたくなりますが、ぐっとこらえて、卵と牛乳が先です!前もつぶやいたのですけど今日が #ホットケーキの日 だったので🥞」
ホットケーキを焼くときは、
卵と牛乳を混ぜてから
ミックスを入れると、ふわふわになります(生地を混ぜ過ぎると膨らみにくくなる)。なんだかミックスを先にボウルに入れたくなりますが、ぐっとこらえて、卵と牛乳が先です!前もつぶやいたのですけど今日が #ホットケーキの日 だったので🥞 pic.twitter.com/cBtLKpiZCc
— 全農広報部【公式】日本の食を味わう (@zennoh_food) January 25, 2022
投稿したのは、 全農広報部( @zennoh_food )さん。
2月4日時点で2万6000回以上リツートされ、8万5000件の「いいね」がついています。
なぜ、「卵と牛乳を混ぜてからミックス」の順番?
ホットケーキをミックスを先にボウルに入れて、牛乳や卵と混ぜていた人も多いのではないでしょうか?かくいう筆者も、その一人。
なぜ、「卵と牛乳を混ぜてからミックス」の順番が良いのでしょうか?
ホットケーキミックスを製造している森永製菓に聞いてみました。
同社の広報担当者は「ミックス粉を一緒にいれると、卵を溶かそうとして生地を混ぜすぎてしまうため、牛乳や卵を先に入れた方が良いです。生地は混ぜすぎると、ホットケーキを焼いたときに膨らみにくくなります」と話します。
ホットケーキは、ミックス粉の中にあるベーキングパウダー(膨張剤)から炭酸ガスが発生し、焼いている間に生地を持ち上げることでふんわり膨らむ仕組みで、生地を混ぜすぎると、その働きが損なわれてしまうそうです。
豆知識ですが、焼いてる途中で表面に出るプツプツとした泡は、炭酸ガスだといいます。
ふんわりホットケーキの作り方
森永製菓はYouTubeで、「夢のふんわり!!ホットケーキの作り方 ~目指せ厚さ2.3cm~」と題し、作り方を解説する動画を投稿しています。
公式ページによると、作り方は以下の通り。
ホットケーキ3枚分の材料
・森永ホットケーキミックス 1袋(150g)
・卵(Mサイズ) 1個
・牛乳または水 100ml
1.卵と牛乳は、先に混ぜる!
ボールに卵と牛乳を入れ、よく混ぜます。
NG:ミックスを先に入れると混ぜ過ぎになってしまいます。
2.次にミックスを加え、軽く混ぜる!
20回くらい、大きくさっくり混ぜます。少しダマが残る程度でOK!
NG:混ぜすぎると膨らみが悪くなるので気を付けましょう。
3.フライパンを中火で熱し、ぬれぶきんの上で少し冷まします。
4.生地を高めから一気に落とす!
弱火にして、生地の1/3量(1枚分)を高めの位置から一気に流します。
高めから落とすことで、生地が綺麗な円に広がります。
NG:低いところから入れるとムラができてしまいます。
5.弱火で3分!泡が出たらすぐに裏返す!
弱火で約3分焼きプツプツと小さな泡がでたらひっくり返す合図です。
NG:泡が出すぎると膨らみが悪くなるので気をつけましょう。
6.ためらわず一気に裏返す!
ホットケーキを裏返すときは水平に落とすために一気に返しましょう。
NG:水平に落ちないと、焼く面が均一にならず、形が崩れてしまいます。
7.弱火で約2分焼き、火が通ればできあがり。
1月25日は「ホットケーキの日」。どうして?
森永製菓が、「寒くなるこの時期に美味しいホットケーキを食べて、心も体もあたためてほしい」との願いを込め、1月25日を「ホットケーキの日」として申請し、日本記念日協会によって制定されました。
1902年1月25日、北海道の旭川気象台で、日本の観測史上最低気温であるマイナス41度を記録したことが由来だそうです。
オリジナルサイトで読む : ハフィントンポスト
ふわっふわのホットケーキを作るための「混ぜる順番」が驚き…。牛乳や卵のプロが教えます